Potato Salad

ポテトサラダはアメリカの発明品だと思っているアメリカ人が多いようだ。確かに、じゃがいもを マヨネーズで味付けしたシンプルなサラダは、フランス料理やイタリア料理では、あまり見ないかも しれないが、実際のところは、よく分からない。アメリカのポテトサラダも日本のポテトサラダも 作り方はほとんど同じであるが、肝心なのはマヨネーズ。アメリカで一般的な瓶詰めマヨネーズは 日本のチューブ式のものとはかなり違う。このマヨネーズ、日本のものに比べると薄味で味気ない ので、日本人の間では全く人気がないようなだが、違うのは味だけではなくて、使い方もかなり 違うので、単純にそのものの味だけで比較するのは避けたい。アメリカのマヨネーズはそれだけで 使うのでなくて、ビネガーやマスタードと入れて味を調節して、それぞれの家庭の味を作り出す ようにして、使うものである。日本のように、ただマヨネーズと野菜だけをあえても、おいしい サラダは作れない。一方で、好みの味を自由に作り出せる点においては、使いやすいと思う。

このように、ポテトサラダに関わらず、家庭で作るサラダには、それぞれ家庭の味があるものなので、 これぞ一般的なアメリカ南部のポテトサラダ、なんてレシピはそう簡単には見つけられるものでは ない。しかし いわゆる 南部風ポテトサラダと言われるもので、共通している点は、ゆで玉子が入っていること。 玉子入りのポテトサラダは、 バーベキューをすれば、サイドディッシュとして、必ず誰かがもってくるだろうと思われるくらい 最もポピュラーな一品だ。

Sweet Potato Salad

オレンジ色をしたアメリカンスィートポテト(yam) を使った ポテトサラダも、南部らしい一品。スィートポテトのサラダのレシピは、非常に豊富であるが、 りんごやナッツ類とともに、シナモンを利かせ、 ちょっと甘めに仕上げた りんごとスィートポテトのサラダがよく食べられている。一方、 レッドペッパーやホットソースを加えた スィートポテトのサラダ もお勧め。

Coleslaw

ポテトサラダと同じくらい、バーベキューのサイドディッシュとしてポピュラーなのが、 コールスローサラダだ。 キャベツをマヨネーズであえた、シンプルなサラダだが、 これもアメリカンタイプの瓶詰めマヨネーズを使って、クリーミーに仕上げるのがポイントだ。 セロリーシードという、セロリーの種を加えたものが、南部風だと言われることもあるが、 アトランタだと、入ってない場合もかなりある。代わりに、お砂糖の量がかなり多くて、 甘めに仕上げたものが、ファーストフードのレストランなどでは、一般的に思われる。 私はこの甘いコールスローはちょっと苦手なので、お砂糖少な目のレシピにしている。 セロリーシードは日本だと ちょっと手に入れにくいので、はぶいてもよいだろう。

Pasta Salad

ポテトサラダと同様に、アメリカの発明品だと思われるのが、マカロニサラダのように パスタをマヨネーズであえたサラダだ。 マヨネーズと味がなじむように、 エルボーマカロニ(elbow macaroni) と呼ばれるかなり小さめのマカロニを使って作られることが多い。 マカロニツナサラダのように他の具を加えたり、 ケージャン風マカロニサラダ(cajun pasta salad) のように、味をアレンジして、様々なヴァラエティーが楽しめる。

マヨネーズ風味のものばかりでなく、 海老とパスタのサラダのように、 ヴィネグレット(vinaigrette) であえたドレッシングベースのパスタサラダも多い。こちらはロテール (rotelle)などと呼ばれるねじり型のショートパスタがよく使われる。 アメリカ南部風と言うよりは、黒オリーブなどを加えたちょっと地中海風の味付けが特徴。

Macaroni and Cheese

南部料理はたべたことないけど、 マカロニアンドチーズ (Macaroni and Cheese) 食べたことあると言う人は多いと思う。それだけポピュラーだから、本当に南部のものか疑わしい 気もしないではない。でも小麦粉を炒めて、ルーを作るやり方は、ガンボやグレーヴィーソースを 作るのに共通するものだ。ルーなど作らなくても、手軽に作れるインスタントのものが多く市販 されているので、作り方なんか知らなくても、 マカロニアンドチーズ は食べたことあると言う人の方が多いかもしれない。しかし家庭で作る マカロニアンドチーズ は、味がまろやかで、インスタントでは味わえないおいしさだ。

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