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賢いレシピの探し方

あなたが普段から食べているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、当ててみせよう

Dis-moi ce que tu manges : je te dirai ce que tu es

ブリア=サヴァラン Jean Anthelme Brillat-Savarin

フランスの法律家、政治家、美食家で『味覚の生理学 Physiologie du goût』の著者として知られているブリア=サヴァランのとても有名な言葉です。この言葉の英語訳、 “Tell me what you eat and I will tell you who you are.” は一時期、アメリカのFoodNetworkのキャッチコピーとして使われていました。

 食生活というのは、その人の価値観や生活感、その他あらゆるライフスタイルにおける個人的な趣を、とても如実に反映します。とくに、現在の食生活は、ある人は健康面を重要視するだろうし、ある人は家庭的な料理に満足するかもしれないし、ある人は海外旅行で食べたときの味を追求しようとするかもしれません。でも、現在において、その人のパーソナリティをもっと知ろうとするならば、「何を食べているか」を訊ねるだけでは不十分かもしれません。「どんな料理をするのか」だけでも不十分です。いっそのこと「料理のレシピってどうやって調べているの?」と聞いてみるといいと思います。

 私は最近、自分が所属しているビジネス系のグループに、Facebook の投票機能を使って、知らない料理を作るときに、どのような媒体を利用するのか聞いてみました。Facebookの投票機能は、誰が何に投票したのかわかるので、とても面白い結果を得ることができました。

 まず、このグループは全体として、男性比率の方がかなり高いのですが、アンケートに協力してくれた人の78%は女性でした。結果としては、グーグルなどの検索サイトが43%で最も多く、その次がクックパッドの34%でした。その他の少数派としては、Youtube、料理本、Siriなどのスマートスピーカーに話しかけるという人もいました。男性回答者の回答者の半分は、クックパッドと答え、残りの半分は、Youtube、料理本、スマートスピーカーと回答して、検索サイトと回答した人はいませんでした。

 料理レシピを探すのに、何を重要視するのか点においては、2つの視点があると思います。まずは、「権威性」です。料理学校を卒業したのディプロマを持っている、有名料理店の料理長やパティシエである、など何等かの社会的実績や経験を重視し、その人のレシピを参考にしたいという場合です。もう一つは、「大衆性」です。ポピュラリティーと言ってもよいかもしれません。端的に言えば、みんなが作っているもの、口コミによる評価が高いものを、重要視するという見方です。「権威性」を重要視する人は、「料理本」を頼りにするだろうし、「大衆性」を重要視する人は、クックパッドで探すのが間違いないと考えるでしょう。基本的にGoogleなどの検索サイトも、「権威性」と「大衆性」、両方のニーズを満たすように開発されています。

 「権威性」と「大衆性」とは別に、さらに重要なのは、自分自身が何を重要視するのかという、「自分軸」です。海外の料理を出来るだけ、現地に近い方法で作りたり、動物性たんぱく質を使わない料理をしたい、簡単に早く作りたい、安いコストでおなか一杯になりたいなど、自分自身のライフスタイルに合わせて料理方法を選びたい、というニーズに答えるのには、Google検索やその他のSNSを利用することの方が向いています。言い換えれば、「大衆性」重視でクックパッドで調べるという人は、それほど個人的なこだわりのない人なのだと推測できます。

 Googleなどの検索サイトは、キーワードを入れないと何の情報も表示されませんが、YoutubeやインスタグラムなどのSNSは、自分がフォローしている人の情報や、自分の趣味が似ている人がフォローしていたり、視聴しているものがデフォルトで表示されます。SNSは、「自分軸」が何であるかを、自動的に判別する媒体なので、相対的にニーズが少ないマニアックな領域であっても、必然的にコミュニティーが作りやすい仕組みになっています。今後SNSを中心にした情報媒体のマーケットが、さらに伸びていくであろうということは、容易に推測できます。

 さて、最後に私自身がどのようにレシピを探しているのかという点について、少し述べたいと思います。私は海外の料理を調べることが多いので、出来るだけ現地語で調べます。と言っても、英語以外の外国語はほとんどわからないので、英語圏以外の料理はYoutubeが多いです。時にはスペイン語やポルトガル語の動画もみますが、食材の単語さえおさえておけば、料理動画の内容はかなり理解できます。その他、アメリカ料理など、英語圏の料理は、検索サイト、現地語の料理サイト、料理本、全て利用します。

 Youtube以外のSNSの利用としては、ピンタレストが多いです。ピンタレストはユーザーの立場からみても、サイト運営者からみても、利便性が高い媒体なので、使ったことのない人は、ぜひ使ってみることをお勧めします。

 ピンタレストはインスタグラムと同様に、写真や動画を主体としてSNSですが、インスタグラムと違う点は、インスタグラムでは、Webサイトとのリンクが、ユーザーのプロファイル画面をのぞいて、直接貼ることが出来ないのに対して、ピンタレストはWebサイトのリンクをボードに貼ることで、情報を共有することで成立しています。インスタグラムは、インスタグラム独自で成立している排他的な媒体であることに対して、ピンタレストは他のサイトの情報を共有することで成立しているのです。ピンタレストの仕組みは、料理レシピを調べる機能ととても相性がよく、情報を効率的に集めることができます。自分がいいと思った情報は、自分のボードに好きなように貼り付けることができるので、後から、このレシピをみたい、というようなときにとても威力を発揮します。

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