Eggnog エッグノッグ
アメリカでクリスマスに飲まれるものとして真っ先の思い浮かぶのが、エッグのっぐです。エッグノッグは、牛乳と卵をベースにして作られる、カスタード風味のドリンクで、少量のアルコールを加えます。お酒は、ラム酒などが使われますが、バーボンウイスキーが使われることが、南部では多いです。冷たくして飲むことが多いので、バニラアイスクリームを飲み物にしたような感じですが、シナモンやナツメグで風味をつけて、クリスマス気分を楽しみます。
アメリカでは、卵を生で食べるという習慣はないのですが、ホリデイシーズンに作る、エッグノッグだけは特別なようです。エッグノッグにアルコールを入れる目的は、風味付けだけではなく、アルコールの殺菌効果を利用して、腐敗を防止するためです。冷たくして飲むのが一般的ですが、温めたミルクを使って、卵に火を通すこともあります。
エッグノックの作り方は、バニラアイスクリームを作る方法と似ています。まず、卵黄と砂糖をボールに入れて、白っぽくなるまで、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
まったりとした感じなったら、牛乳と生クリーム、ウイスキーを加えます。お酒はラムやブランデーなど、好みのものでいいですし、入れなくてもかまいません。
別のボールで卵白を泡立てます。
泡立てたメレンゲを、卵黄と合わせます。
ピッチャーに注ぎます。飲む直前に、ナツメグやシナモンを添えます。
【 材料 4-6人前】- 卵 4 個
- 砂糖 60 g
- バーボンウイスキー 60 ml
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Bourbon: アメリカ産のウイスキーのことをバーボンウイスキーと言うが、なぜかテネシー産のものは、テネシーウイスキーと言うようだ。一般的にアメリカのお菓子作りで風味付けにお酒が使用されることは非常に少ない。唯一の例外がこのバーボンウイスキー。特にルイジアナの郷土料理で顕著に使われる。
- ナツメグ(粉) 小匙 ½
- 牛乳 475 ml
- 生クリーム 120 ml
- 卵黄と砂糖を泡だて器で白っぽくなるまでよく混ぜ合わせる。
- 1.にウイスキーを徐々に加え、さらに牛乳と生クリームを加える。
- 卵白を泡立ててメレンゲを作る。
- メレンゲと2. を軽く混ぜ合わせる。よく冷やしてからグラスにつぎ、ナツメグをかける。