Quiche Lorraine キッシュロレーヌ
キッシュは、フランスで、パートブリーゼ(pâte brisée)と呼ばれる生地に、濃厚なクリームと卵を使ったカスタード液とともに焼いた、フランスのセイボリーなタルトです。キッシュロレーヌ (Quiche Lorraine) は、フランスのロレーヌ地方のキッシュで、キッシュの中でも最も有名です。具材はベーコンだけでシンプルなものが多く、チーズを加えた、クリーミーなカスタードが持ち味です。
まず、生地を作ります。 パートブリーゼ は、アメリカの最も一般的なパイ生地で、日本で練りこみ式パイと呼ばれているものと同じです。まず、小麦粉と無塩バター、ラードを小麦粉に練りこんでいきます。ラードを使わないで、全てバターを使ってもかまいません。バターは、予め細かく切っておくと、作業は楽です。夏場は、室温が高いと油脂が溶けてきてしまうので、注意してください。
バターの塊がなくなってきて、生地全体がパサパサとした感じになったら、冷水を少しずつ加えます。粉っぼさがなくなればOKです。
大きめのラップにくるんで、円盤状に形成します。
このままラップに包んで、冷蔵庫で30分程度冷やします。
生地を冷蔵庫から出したら、2枚のラップに挟んで、麺棒を使い、タルト型やキッシュ型より、一回り大きな円形に伸ばします。
タルト型の上に生地をのせて、型に合わせて成形します。底が膨らまないように、フォークで穴をあけて、空気を抜いておきます。
型の上に、ベーキング用の紙などを敷いて、お米などをのせて、重石をします。摂氏200度に温めたオーブンで、15分程度焼きます。タルト型の底の部分の生地が焼けて、生地とベーキング用の紙がひっつかないようになればOKです。
キッシュのフィリングの具材を準備します。ベーコンを細切りにして、フライパンで炒めます。
ベーコンに火が通って、脂がでてきたら、薄切りにした玉ねぎを炒めます。ベーコンの脂が多すぎるようだったら、玉ねぎを炒める前に、脂を取り除いておくとさっぱりと仕上がります。
ボールに卵とクリームチーズを入れて、軽く混ぜ合わせます。
さらに生クリームを入れて混ぜ合わせます。塩、黒胡椒、ナツメグを加えます。
半焼きにした、パイ生地に、チーズの3分の1量をのせます。
炒めたベーコンと玉ねぎをのせます。
チーズの3分の1量をのせます。
用意しておいた、カスタード液を流し入れます。
残りのチーズをトッピングして、摂氏180度に温度を下げたオーブンで、カスタード液が固まるまで、20分から30分程度焼きます。
焼き上がったら、刻んだハーブをトッピングします。少し冷めてから、切り分けます。
Quiche Lorraine キッシュロレーヌ
加熱時間 :ガスコンロの上で35分 + 摂氏 200度のオーブンで 45-50分
難易度— :★★☆
•ベーコン —————————— 6 枚
•玉ねぎ (小) ————————– ½ 個
•チーズ (細かくしたもの) —– 150 g
•生クリーム ————————— 180 ml
•クリームチーズ ——————- 大匙 2
•卵 —————————————- 4 個
•塩 —————————————- 小匙 ½
•黒胡椒 ———————————- 小匙 1
•ナツメグ (粉) ———————- 小匙 ¼
•フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、チャイブ、タイムなど (微塵切り) 大匙 2
❷ベーコンを細切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
❸フライパンでベーコンを炒める。ベーコンに火が通ったら、玉ねぎを加えて、しんなりするまで炒める。
❹パイ生地を薄く伸ばして、タルト型に敷き詰める。底にフォークで穴を開けて、その上にアルミホイルを敷いて米などで重石をする。
❺温めておいたオーブンで、パイ生地を半焼きにする。最初に15~20分程度焼いて、オーブンから出し、重石をとる。
❻ボールに卵、生クリーム、クリームチーズを入れて混ぜ合わせ、塩、胡椒、ナツメグで味を調のえておく。
❼❺ のタルト型に、摩り下ろしたチーズの3分の1量をタルト型に並べる。その上に、❸ ベーコンと玉ねぎをのせる。その上にチーズの3分の1量をのせて、6. の卵液を流し入れて、残りのチーズをトッピングする。オーブンの温度を摂氏180度に下げて、タルト型をオーブンに入れて、20分から30分程度、卵か固まるまで焼く。
❽焼きあががったら、微塵切りにしたハーブを表面に散らす。
☆ Single Pie Crust シングルパイ クラスト
調理時間 :摂氏 220度のオーブンで 12-15分
冷却時間 :60分
難易度— :★★☆
•無塩バター ————————— 60 g
•ショートニング 又は ラード — 大匙 1 ½
•冷水 ————————————– 適宜
❷❶ に氷で冷やした水(大匙 2-4杯) を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
❸生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
❹生地を二枚のラップにはさんで、パイ皿より少々大き目の円形にのばし、片方のラップをとって、油を敷いたパイ皿になじませる。パイ生地が膨らまないよう、パイ生地の底にフォークで穴をあける。縁はパイ皿の大きさに合わせて成型 飾りつける。
❺オーブンを摂氏220度に温める。
❻温めておいたオーブンで、パイにアルミホイルかベーキング用の紙を敷いて米などで重石をし、パイを15程度焼く。
❼オーブンの温度を摂氏180度に下げて、重石をとってさらに20-30分程度、パイに軽く焦げ目がつくまで焼く。途中で様子を見て、縁に焦げ目がついているようだったら、オーブンから出し、縁をホイルで覆う。