キッシュロレーヌ
15 パイとタルトとキッシュ,  51 フランス料理

Quiche Lorraine キッシュロレーヌ

キッシュは、フランスで、パートブリーゼ(pâte brisée)と呼ばれる生地に、濃厚なクリームと卵を使ったカスタード液とともに焼いた、フランスのセイボリーなタルトです。キッシュロレーヌ (Quiche Lorraine) は、フランスのロレーヌ地方のキッシュで、キッシュの中でも最も有名です。具材はベーコンだけでシンプルなものが多く、チーズを加えた、クリーミーなカスタードが持ち味です。

キッシュロレーヌ

まず、生地を作ります。 パートブリーゼ は、アメリカの最も一般的なパイ生地で、日本で練りこみ式パイと呼ばれているものと同じです。まず、小麦粉と無塩バター、ラードを小麦粉に練りこんでいきます。ラードを使わないで、全てバターを使ってもかまいません。バターは、予め細かく切っておくと、作業は楽です。夏場は、室温が高いと油脂が溶けてきてしまうので、注意してください。

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バターの塊がなくなってきて、生地全体がパサパサとした感じになったら、冷水を少しずつ加えます。粉っぼさがなくなればOKです。

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大きめのラップにくるんで、円盤状に形成します。

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このままラップに包んで、冷蔵庫で30分程度冷やします。

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生地を冷蔵庫から出したら、2枚のラップに挟んで、麺棒を使い、タルト型やキッシュ型より、一回り大きな円形に伸ばします。

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タルト型の上に生地をのせて、型に合わせて成形します。底が膨らまないように、フォークで穴をあけて、空気を抜いておきます。

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型の上に、ベーキング用の紙などを敷いて、お米などをのせて、重石をします。摂氏200度に温めたオーブンで、15分程度焼きます。タルト型の底の部分の生地が焼けて、生地とベーキング用の紙がひっつかないようになればOKです。

キッシュロレーヌ

キッシュのフィリングの具材を準備します。ベーコンを細切りにして、フライパンで炒めます。

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ベーコンに火が通って、脂がでてきたら、薄切りにした玉ねぎを炒めます。ベーコンの脂が多すぎるようだったら、玉ねぎを炒める前に、脂を取り除いておくとさっぱりと仕上がります。

キッシュロレーヌ
キッシュロレーヌ

ボールに卵とクリームチーズを入れて、軽く混ぜ合わせます。

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さらに生クリームを入れて混ぜ合わせます。塩、黒胡椒、ナツメグを加えます。

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キッシュロレーヌ

半焼きにした、パイ生地に、チーズの3分の1量をのせます。

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炒めたベーコンと玉ねぎをのせます。

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チーズの3分の1量をのせます。

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用意しておいた、カスタード液を流し入れます。

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残りのチーズをトッピングして、摂氏180度に温度を下げたオーブンで、カスタード液が固まるまで、20分から30分程度焼きます。

キッシュロレーヌ

焼き上がったら、刻んだハーブをトッピングします。少し冷めてから、切り分けます。

キッシュロレーヌ
Quiche Lorraine キッシュロレーヌ
準備時間 : 20分
加熱時間 :ガスコンロの上で35分 + 摂氏 200度のオーブンで 45-50分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23 cm) タルト型 】
シングルパイクラスト ——- 1 枚
ベーコン —————————— 6 枚
玉ねぎ (小) ————————– ½ 個
チーズ (細かくしたもの) —– 150 g
生クリーム ————————— 180 ml
クリームチーズ ——————- 大匙 2
—————————————- 4 個
—————————————- 小匙 ½
黒胡椒 ———————————- 小匙 1
ナツメグ (粉) ———————- 小匙 ¼
フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、チャイブ、タイムなど (微塵切り) 大匙 2
【 作り方 】
オーブンを摂氏200度に温める。
ベーコンを細切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
フライパンでベーコンを炒める。ベーコンに火が通ったら、玉ねぎを加えて、しんなりするまで炒める。
パイ生地を薄く伸ばして、タルト型に敷き詰める。底にフォークで穴を開けて、その上にアルミホイルを敷いて米などで重石をする。
温めておいたオーブンで、パイ生地を半焼きにする。最初に15~20分程度焼いて、オーブンから出し、重石をとる。
ボールに卵、生クリーム、クリームチーズを入れて混ぜ合わせ、塩、胡椒、ナツメグで味を調のえておく。
のタルト型に、摩り下ろしたチーズの3分の1量をタルト型に並べる。その上に、 ベーコンと玉ねぎをのせる。その上にチーズの3分の1量をのせて、6. の卵液を流し入れて、残りのチーズをトッピングする。オーブンの温度を摂氏180度に下げて、タルト型をオーブンに入れて、20分から30分程度、卵か固まるまで焼く。
焼きあががったら、微塵切りにしたハーブを表面に散らす。
Single Pie Crust シングルパイ クラスト
準備時間 : 20分
調理時間 :摂氏 220度のオーブンで 12-15分
冷却時間 :60分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23cm) パイ皿 】
薄力粉 ———————————- 165 g
無塩バター ————————— 60 g
ショートニング 又は ラード 大匙 1 ½
冷水 ————————————– 適宜
【 作り方 】
小麦粉に細かく刻んだバター、ショートニングを加え、バターの塊がなくなるまで、フォークで押さえつけるようにして、混ぜ合わせる。
に氷で冷やした水(大匙 2-4杯) を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
生地を二枚のラップにはさんで、パイ皿より少々大き目の円形にのばし、片方のラップをとって、油を敷いたパイ皿になじませる。パイ生地が膨らまないよう、パイ生地の底にフォークで穴をあける。縁はパイ皿の大きさに合わせて成型 飾りつける。
オーブンを摂氏220度に温める。
温めておいたオーブンで、パイにアルミホイルかベーキング用の紙を敷いて米などで重石をし、パイを15程度焼く。
オーブンの温度を摂氏180度に下げて、重石をとってさらに20-30分程度、パイに軽く焦げ目がつくまで焼く。途中で様子を見て、縁に焦げ目がついているようだったら、オーブンから出し、縁をホイルで覆う。
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