04 シーフード,  06 スープとシチューとガンボ,  30 アメリカ料理

Clam Chowder クラムチャウダー

アサリを使った、クラムチャウダーです。チャウダー (chowder) は、シチューよりもさらにとろみがついた、濃厚なスープです。クラム (clam) は、日本語としてはアサリと訳されることが多いですが、特定の貝の種類を示すというよりも、アサリやハマグリのような、二枚貝の総称なので、実際にアメリカでクラムと呼ばれている貝は、日本のアサリとハマグリの中間のような大きさで、アサリよりも大きく、身がふっくらとして食べ応えのある貝です。クラムチャウダーは、クリームベースのスープで作った、ニューイングランドのクラムチャウダーが、最も有名です。フレッシュな貝を使うよりも、クラムジュースとクラムのむき身を使って作るレシピが一般的です。

今回は、日本のフレッシュなアサリを使って、ニューイングランド式のクラムチャウダーを再現しています。

アサリは、必要に応じて砂抜きをしておきます。アサリと被るくらいの水を鍋に入れて、中火にかけます。沸騰したら弱火にして、アサリが開くまで、火を通します。アサリのゆで汁をスープとして使うので、あまり水が多いと、スープが薄くなってしまいます。出来るだけ、少ない水の量で、火を通すのが、ポイントです。

アサリが開いたら、笊でこします。

ゆで汁は、とっておきます。

アサリが冷めたら、身の部分を取り外しておきます。

野菜を用意します。玉ねぎと、人参、ニンニクは、微塵切りにします。じゃが芋は、皮をむいて、大きめの角切りにします。玉ねぎと人参の他に、セロリがあれば、微塵切りにして加えるといいと思います。

鍋に、オリーブオイルをひいて、中火にかけます。人参と玉ねぎを入れて、玉ねぎが半透明になるまで、炒めます。

ニンニクを加えます。

塩と黒胡椒で味をつけて、小麦粉を加えます。

小麦粉に火が通ったら、アサリのゆで汁とローリエを加えます。かき混ぜながら、とろみが出てくるまで、火を通します。

じゃが芋を加えて、じゃが芋が軟らかくなるまで、弱火で煮込みます。

牛乳と生クリームを加えます。

最後に、アサリのむき身を入れます。塩、黒胡椒で、味を調えます。

イタリアンパセリなどのハーブを、微塵切りにして散らします。

Clam Chowder クラムチャウダー
準備時間 : 15分
加熱時間 :ガスコンロの上で30分
難易度★★☆
【 材料 4-6 人前 】
アサリ 又は ハマグリ ——– 445 g
玉ねぎ (中) ————————– 1 個
人参 (中) ————————— ½本
ニンニクの微塵切り ———— 大匙 1
オリーブオイル ——————- 小匙 2
中力粉 又は 強力粉 ———— 大匙 2
じゃが芋 (中) ———————- 4 個
ローリエ —————————— 1枚
—————————————- 小匙 ½
黒胡椒 ———————————- 小匙 1/2½
牛乳 ————————————– 160 ml
生クリーム ————————— 160 ml
フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、チャイブ、青ネギなど (微塵切り) 適宜
【 作り方 】
アサリは必要に応じて砂抜きをしておく。アサリとかぶるくらいの水を入れて、中火にかける。沸騰したら弱火にして、アサリの貝が開くまで、数分火を通す。
アサリを、笊でこして、手で触れるくらいまで、冷ます。ゆで汁はとっておく。
じゃがいもは皮をむいて、大きめの角切りにする。玉ねぎと人参はみじん切りにする。ニンニクは細かい微塵切りにする。
アサリは、身の部分を、貝から取り外しておく。
鍋にオリーブオイルをひいて、中火にかける。玉ねぎと人参を入れて炒める。玉ねぎが半透明になったら、ニンニクを加えて、さらに炒める。
塩、黒胡椒、小麦粉を加えて、小麦粉に火が通るまで炒める。ローリエと でとっておいたゆで汁を、700ml程度加えて、ときどきかきまぜながら中火で煮る。
沸騰してきたら、弱火にして、じゃが芋を加える。じゃが芋が軟らかくなるまで、弱火で煮る。
牛乳、生クリームを加えて、軽くかき混ぜながら、2分程度煮る。
のアサリを入れる。塩、黒胡椒で味を調える。食べる直前に、刻んだハーブを散らす。
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