Carrot Zucchini Muffins 人参とズッキーニのマフィン
アメリカのお菓子やパン作りでは、野菜を生地に加えて焼くことが多いです。キャロットケーキなど、人参を使ったお菓子は、その代表的なものです。人参の次に、お菓子作りに使われることが多いのが、ズッキーニです。ズッキーニは人参ケーキのように、黒砂糖とシナモンなどのスパイスをきかせて、お菓子作りに使うこともあるし、チーズやハーブなどと加えて、セイボリーなケーキとして楽しむこともあります。ズッキーニ自体は、くせがなくて、とても使いやすい素材なので、アレンジ次第で、色々なお菓子作りに使えるのが特徴です。
今回作ったのは、人参とズッキーニを両方使ったマフィンです。今回もオートミールとチアシードを少量加えて、健康志向の強い、マフィンに仕上げています。
アメリカのマフィンを作るときは、小麦粉などの乾燥した材料を最初に混ぜ合わせてから、液体の材料を加えて、生地を作る方法が一般的です。しかし、今回は水分を多く含んだ材料が多いので、液体の材料から混ぜ合わせていきます。まず、卵、牛乳、ヨーグルト、植物油を、大きめのボールに入れて、泡立て器で軽く混ぜ合わせます。植物油は、オリーブオイル、こめ油、グレープシード油、ピーナッツ油など、基本的には何でもOKです。
ズッキーニと人参は、グレイターで細かく摩り下ろしておきます。グレイターがない場合は、包丁で細かく切れば使えますが、グレイターでおろした方がはるかに楽です。ズッキーニは、やや水分が多いので、少量を一つまみまぶして、3分ほどおいてから、水気を軽く絞ってから使います。
混ぜ合わせた卵液に、摩り下ろした人参とズッキーニ、レーズンと刻んだナッツを加えて、さらに混ぜます。レーズンは熱湯でふやかしておき、ざるにあけて、水気を切ってから使うと、より風味が豊になります。
さらに、オートミールとチアシードを加えて混ぜます。
最後に篩いにかけた、予め篩いにかけておいた、小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、三温糖、シナモンを生地に加えて、一つにまとめます。
生地をマフィン型に入れていきます。マフィン型には、油をひいて、直に生地を入れてもいいし、グラシンカップのような、紙製のカップを入れてから使うこともできます。今回は、ベーキングシートを15センチ四方に切ってから、コップなどでカップ型に形成したものを使っています。
ベーキングシートを敷いたマフィン型に、アイスクリームディッシャーなどを使って、生地を満遍なく入れます。
最後に、表面をスプーンなどで軽く押しながら、ベーキングシートがマフィン型にきれいにおさまるように、形を整えます。
摂氏200度に温めたオーブンで、20分から25分程度、マフィンに火が通るまで焼きます。
マフィンが焼き上がったら、ラックの上で冷まします。
【 材料 10-12 個分】- 卵 2 個
- 植物油 大匙 2
- 人参 120 g
- ズッキーニ 140 g
- 塩 小匙 ¼
- 三温糖 45 g
- メープルシロップ 大匙 1
- プレーンヨーグルト 60 ml
- 牛乳 120 ml
- 小麦粉 260 g 又は 中力粉 240 g
- オートミール 大匙 2
- チアシード 大匙 1
- ベーキングパウダー 小匙 1
- 重曹 小匙 ½
- シナモン(粉) 小匙 1
- ピーカン 又は 胡桃(みじん切り) 60 g
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Pecans: アメリカ南部に広く自生している、ピーカンパイをはじめ、南部料理に幅広く利用されているナッツ。味は胡桃に似ているが、胡桃よりはややさっぱりとしている。
- 干し葡萄 30 g
- オーブンを摂氏200度に温める。
- 小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、三温糖、シナモンを合わせて、篩にかけておく。
- ナッツはみじん切りにする。レーズンは熱湯でふやかしておき、ざるにあけて、水気を切っておく。
- 人参はグレイターですりおろしか、包丁で細かく刻む。ズッキーニも同様に細かくして、塩を軽くふって、水気を切っておく。
- 卵、食物油、プレーンヨーグルト、牛乳、メープルシロップをボールに入れて、よく混ぜ合わせる。
- 5. 卵液に、摩り下ろした人参、水気をきったズッキーニ、ナッツ、レーズンを混ぜ合わせる。
- 6. にオートミール、チアシードを入れて混ぜ合わせる。最後に2. の篩った粉類を入れて、生地をまとめる。
- 油(分量外)をぬるか、ベーキング用の紙を敷いたマフィン型に7. の生地を満遍なく入れる。軽く焦げ目が付くまで、温めたオーブンで20分~25分焼く。