52 フランスのお菓子とパン

Apple Far Breton 林檎のファーブルトン

林檎を使ったファーブルトン (Far Breton) です。ファーブルトンは、フランスのブルターニュ地方の伝統的なお菓子で、クレープのような生地を、フルーツをあわせて、焼き上げる、素朴なカスタード生地を使ったお菓子です。小麦粉のグルテンをしっかりと生かすようにして作るのがポイントで、もちもちとした食感が持ち味です。

ファーブルトンは、乾燥したプラムを使って作ることが多いですが、様々なドライフルーツやフレッシュなフルーツを使って、バラエティーを楽しむことができます。入手しやすい林檎のファーブルトンは、洋酒やバニラとの相性がよく、とても作りやすいお菓子です。

林檎は、皮をむいて、芯をとり、くし型にきってから、予め火を通して、コンポートを作ります。

フライパンに、バターと三温糖を入れて中火にかけます。

軽くかき混ぜて、バターが溶けて、沸々としてくるまで、加熱します。

林檎を加えて、キャラメルソースにからめるようになじませます。火を弱めて、蓋をして、林檎が軟らかくなるまで煮ます。

最後にブランデーなど、好みの洋酒を少量加えて、火を強めて、アルコールを飛ばします。

カスタード生地を作ります。今回は、ブレンダーを使わないで、牛乳を温めてから、生地を作ります。予め牛乳を温めるので、ファーブルトンのもちもちとした食感はより強くなります。

牛乳は、鍋に入れて中火にかけ、沸騰直前まで温めます。

ボールに卵、砂糖、篩った小麦粉の3分の一量を入れて、泡立て器で混ぜます。

残りの小麦粉を少しずつ加えながら、混ぜ合わせます。

小麦粉が混ぜったら、温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜます。

全ての牛乳を加えたら、最後に、バニラエクストラクト、溶かしたバターを加えます。

今回はケーキ型でファーブルトンを焼きます。ケーキ型は、底が抜けないタイプのものを用意します。ケーキ型の底に、ベーキング用の紙を敷いてから、底面と側面に、バターを塗ります。

林檎のコンポートを並べます。

カスタード生地を流し入れます。

摂氏200度に温めたオーブンで、45分から50分程度、表面に軽く焦げ目がついて、中まで火が通るまで焼きます。

お皿に盛り付ける時は、側面にナイフなどを入れてから、大きめのお皿をかぶせて、ひっくり返します。

底の紙をはがしてから、盛り付けるお皿をかぶせて、再度ひっくり返して、移します。

好みで、粉砂糖を振りかけます。

Apple Far Breton 林檎のファーブルトン
準備時間 : 20分
加熱時間 :摂氏 200度のオーブンで 35-40分
冷却時間 :60分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23 cm) ケーキ型 】

アップルコンポート
りんご ———————————- 2 個
ブランデー ————————— 60 ml
バター ———————————- 大匙 2
三温糖 ———————————- 35 g

カスタード生地
—————————————- 2 個
牛乳 ————————————– 475 ml
砂糖 ————————————– 40 g
薄力粉 ———————————- 130 g
—- 又は 中力粉 ———————— 120 g
バニラエクストラクト ——– 小匙 1
バター ———————————- 40 g
【 作り方 】
林檎は皮をむいて、芯をとりのぞいてから、くし型に切る。
林檎のコンポートを作る。フライパンにバターを入れて、中火にかける。バターが溶けてきたら、三温糖を加えて、軽くかき混ぜる。林檎を加えて、キャラメルソースに林檎をからめるようにして、混ぜ合わせる。火を弱めて、林檎が軟らかくなるまで、弱火で煮る。最後に、ブランデーを加えて、火を強めて、アルコールを蒸発させる。
カスタード生地を作る。牛乳は鍋に入れて、沸騰直前まで、温める。小麦粉は篩にかけておく。バターを溶かしておく。オーブンを摂氏200度に温める。
ボールに卵、砂糖、篩った小麦粉の3分の一量を加えて、泡立て器で混ぜる。残りの小麦粉を少しずつ加えながら、よく混ぜ合わせる。
温めた牛乳を少しずつ加えながら、混ぜ合わせる。牛乳を全て加えたら、バニラエクストラクトと溶かしたバターを加えて混ぜる。
焼型にバター (分量外) を塗ってから、2 の林檎を均等に並べる。さらに のカスタード液を焼型に注ぐ。
温めておいたオーブンで、表面に軽く焦げ色がつくまで、40分程度焼く。
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