03 前菜とおつまみ,  31 テックスメックス

Chicken Empanadas チキンエンパナーダ

テックスメックス風のスパイスをきかせた鶏肉を包んだ、チキンエンパナーダ (chicken empanada) です。エンパナーダは、パイ生地のような生地に、具材を包んで仕上げた、小さなミートパイです。エンパナーダ (empanada) という語源は、スペイン語で、パンで包んだ、というような意味で、スペインのガルシア地方から、中南米全域に伝わったと言われます。地域によって、使われる具材や生地の作り方、焼き方などが異なり、様々なバラエティーがあります。

アメリカのエンパナーダは、メキシコを経由して伝わりました。伝統的なメキシコのエンパナーダは、コーントルティーヤに具材を包んで、油で揚げて仕上げて、サルサを添えます。アメリカでは、パイ生地を使って、オーブンで焼いて仕上げたり、アメリカ国内で作りやすいレシピも多いです。具材はチキンや牛挽肉を使うことが多いですが、他に、魚をつかったり、豆やフルーツを使うこともあります。特に決まったルールはないので、手元にある具材を自由に使うとよいと思います。

最初に具材を作ります。鶏肉にスパイスと塩の半量をよくまぶしておきます。

油をひいたフライパンで、鶏肉を焼きます。両面にしっかりと焦げ目をつけて、よく火を通します。

焼き上がったら、一度取り出して、冷ましておきます。

野菜を用意します。玉ねぎ、ピーマン、人参、ニンニクを微塵切りにします。

鶏肉を焼いた鍋で、玉ねぎ、ピーマン、人参を炒めます。

しんなりとしてきたら、ニンニクの微塵切りに、スパイスと塩を加えて、さらに炒めます。

チキンブロスとトマトペーストを加えます。

鶏肉を角切りにしていから、鍋に戻します。

かき混ぜなら、10分程度火を通して、出来上がりです。

エンパナーダの生地を作ります。小麦粉と塩をボールに入れて、軽く混ぜます。

無塩バターを細かく切って加えます。バターの代わりに、ショートニングやラードを使ってもOKです。

油脂の塊がなくなるまで、粉類に練りこみます。

ぬるま湯と卵を加えます。卵は別の器に入れて、よく解きほぐしてから、半分程度使います。残りの卵は、仕上げの艶出し用にとっておきます。

粉っぽさがなくなるまで、さっくりと混ぜます。パサパサとした状態だったら、ぬるま湯を少量加えて、調節します。

ラップに包んで、丸く形を整えます。

30分程度、ラップに包んでねかせます。

一つ当たり、25グラム程度に分割します。

手で丸めてから、麺棒で、円形に伸ばします。

中央に具材をおきます。

半分に折って、淵を押さえて、閉じます。

周囲に折り込むようにして、飾ります。フォークで押さえるようにしてもいいです。

鉄板にベーキング用の紙を敷いて、エンパナーダを並べます。残しておいた溶き卵に、水を少量加えて、よく混ぜます。刷毛で表面に卵を塗って、艶出しにします。

摂氏190度に温めたオーブンで、20分から30分程度、表面に焦げ目がつくまで、焼きます。

Chicken Empanada チキンエンパナーダ
準備時間 : 20分
加熱時間 :ガスコンロの上で30分 + 摂氏 190度のオーブンで 20-25分
冷却時間 :30分
難易度★★☆
【 材料 24 個分 】

フィリング
鶏胸肉 ———————————- 2 枚
玉ねぎ (中) ————————– 1 個
人参 (中) ————————— ½本
パプリカ (中) ———————- ½個
—- 又は ピーマン ——————- 2 個
オリーブオイル ——————- 大匙 2
チキンブロス ———————— 60 ml
ニンニク —————————— 2 片
—————————————- 小匙 1
黒胡椒 ———————————- 小匙 ½
ガーリックパウダー ———— 小匙 1
パプリカ —————————— 大匙 1
オレガノ —————————— 小匙 1
クミン (粉) ————————– 小匙 1
トマトペースト ——————- 大匙 1

エンパナーダ生地
薄力粉 ———————————- 390 g
—- 又は 中力粉 ———————— 360 g
—————————————- 小匙 ¼
無塩バター、ショートニング、又はラード 100 g
—————————————- 大匙 ½
ぬるま湯 —————————— 120 ml

仕上げ
—————————————- ½個
—————————————- 大匙 2
【 作り方 】
フィリングを作る。塩と黒胡椒、ガーリックパウダー、パプリカ、オレガノ、クミンを器に入れて、混ぜ合わせる。鶏肉に混ぜ合わせたスパイスと塩の半量をまぶしておく。
玉ねぎ、人参、パプリカ (又はピーマン) とニンニクを微塵切りにする。
鍋にオリーブオイルをひいて、鶏肉に軽く焦げ目がつくまで焼く。片面が焼けたら、ひっくり返して、反対側を焼いて、中までよく火を通す。焼き上がったら、フライパンから取り出しておく。
同じ鍋で玉ねぎ、人参、パプリカ (又はピーマン) を炒める。水分がとんでしんなりとしたら、ニンニクを加えて軽く炒める。 塩とスパイスの半量を加えて、味をつける。
にトマトペーストとブロスを加える。一度取り出した鶏肉を、食べやすい大きさに切ってから、鍋に戻す。軽くかき混ぜて、10分程度煮る。
生地を作る。小麦粉に細かく刻んだバター (又はショートニング、ラード) を加え、油脂の塊がなくなるまで、フォークなどで押さえつけるようにして、混ぜ合わせる。
卵を別の器に入れて、混ぜ合わせる。卵の半量とぬるま湯を に入れて、よく混ぜ合わせる。粉っぽさが残るようだったら、少しずつお湯を入れて、調節する。生地がまとまったら、ラップに包んで、30分程度ねかす。
生地を25グラム程度に分割して、円形にまるめる。麺棒を使って、2ミリ程度の厚さにのばす。真ん中にフィリングをおいて、半分におりまげて、淵を閉じる。
オーブンを摂氏190度に温める。ベーキング用の紙を敷いた鉄板の上に、エンパナーダを並べる。溶き卵に水を少量加えてから、生地の表面に塗る。
温めておいたオーブンで、20分から30分程度、軽く焦げ目がつくまで焼く。
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