
Chocolate Brownies チョコレートブラウニー
ブラウニーはアメリカ生まれのチョコレート菓子で、発祥は19世紀の終わり、シカゴにあるPalmer House Hotel だと言われています。1893年に開催されたシカゴ万国博覧会で、参加する人たちに向けて、気軽に食べられるようなデザートととして考案されたのが、最初だとされています。ホテルで考案されたデザートと言われると、かなり敷居が高いような気もしますが、基本的には、材料を混ぜて焼くだけなので、とても簡単なお菓子です。
ブラウニーは、チョコレートをどの程度生地に混ぜるかによって、出来上がりの状態が異なります。チョコレートの含有量を増やすと、濃いめのチョコレートの風味を生かしたファッジー(fudgy)なブラウニーになり、小麦粉の分量を増やすと、チョコレートケーキのような、軽めの仕上がりになる (cakey)なブラウニーになります。しかしどちらが、よいブラウニーであるとか、正解であるとかいうものではありません。使うチョコレートによっても、仕上がりは異なってくるので、いろいろなレシピを試してみながら、お気に入りのブラウニーを焼き上げるのがいいと思います。
今回のレシピは、比較的軽い仕上がりで、お砂糖の量も控えめにしています。焼きあがる直前に、岩塩をトッピングしています。好みで、さらにチョコレートチップを加えたり、ナッツを加えたりすると、いいと思います。

チョコレートと無塩バターを溶かしやすいように、角切りにします。エスプレッソか濃いめに入れたコーヒーを少量加えて、チョコレートとバターを溶かします。湯煎にしてもいいですが、電子レンジで、少しずつ加熱すると簡単です。


卵と砂糖を泡立て器で、白っぽくなるまでかき混ぜます。今回は、三温糖を少し混ぜています。

軽く泡立てた卵液に、溶かしたバターとチョコレートを加えて混ぜ合わせます。


篩った小麦粉とココアを加えます。

全体を混ぜ合わせれば、生地は出来上がりです。

焼き型には、軽くバターを塗って、ベーキング用の紙を敷いておきます。バターを糊のように使うと、バーキングシートが固定されるので、作業がしやすくなります。

生地を満遍なく焼き型に入れます。

表面を出来るだけ平にしたら、摂氏180度に温めたオーブンで40分程度焼きます。

好みで、途中20分ぐらい焼いたら、岩塩を表面にトッピングします。

焼き上がりはまだ、内側が軟らかい状態です。完全に冷ましてから、よく切れる包丁で、好みの大きさに切り分けるようにします。

- 製菓用チョコレート 230 g
- 無塩バター 110 g
- 濃いめのコーヒーまたはエスプレッソ 60 ml
- 砂糖 60 g
- 三温糖 35 g
- 卵 4 個
- 薄力粉 100 g 又は 中力粉 90 g
- ココア(無糖) 0.25 小匙
- 岩塩(あら粒) 適宜
- 焼型にベーキング用の紙を敷いて、バター(分量外)を塗っておく。
- オーブンを摂氏180度に温める。
- チョコレートとバターを溶けやすいように細かく切っておく。エスプレッソとともにボールに入れて、湯煎にかけるか、電子レンジにかけて、時々かき混ぜながら溶かす。
- ボールに卵を割りいれて、砂糖を加えて、白っぼくなるまで泡立てる。
- 4. に3.のチョコレートを入れて、混ぜ合わせる。
- 5. に篩った小麦粉とココアを加えて混ぜる。
- 焼型に5.を流し入れ、20分程度焼く。表面に岩塩を散らして、さらに表面が固まるまで、20分程度焼く。
- 完全に冷めてから、よく切れる包丁で好みの大きさに切り分ける。