Clam Chowder クラムチャウダー
アサリを使った、クラムチャウダーです。チャウダー (chowder) は、シチューよりもさらにとろみがついた、濃厚なスープです。クラム (clam) は、日本語としてはアサリと訳されることが多いですが、特定の貝の種類を示すというよりも、アサリやハマグリのような、二枚貝の総称なので、実際にアメリカでクラムと呼ばれている貝は、日本のアサリとハマグリの中間のような大きさで、アサリよりも大きく、身がふっくらとして食べ応えのある貝です。クラムチャウダーは、クリームベースのスープで作った、ニューイングランドのクラムチャウダーが、最も有名です。フレッシュな貝を使うよりも、クラムジュースとクラムのむき身を使って作るレシピが一般的です。
今回は、日本のフレッシュなアサリを使って、ニューイングランド式のクラムチャウダーを再現しています。
アサリは、必要に応じて砂抜きをしておきます。アサリと被るくらいの水を鍋に入れて、中火にかけます。沸騰したら弱火にして、アサリが開くまで、火を通します。アサリのゆで汁をスープとして使うので、あまり水が多いと、スープが薄くなってしまいます。出来るだけ、少ない水の量で、火を通すのが、ポイントです。
アサリが開いたら、笊でこします。
ゆで汁は、とっておきます。
アサリが冷めたら、身の部分を取り外しておきます。
野菜を用意します。玉ねぎと、人参、ニンニクは、微塵切りにします。じゃが芋は、皮をむいて、大きめの角切りにします。玉ねぎと人参の他に、セロリがあれば、微塵切りにして加えるといいと思います。
鍋に、オリーブオイルをひいて、中火にかけます。人参と玉ねぎを入れて、玉ねぎが半透明になるまで、炒めます。
ニンニクを加えます。
塩と黒胡椒で味をつけて、小麦粉を加えます。
小麦粉に火が通ったら、アサリのゆで汁とローリエを加えます。かき混ぜながら、とろみが出てくるまで、火を通します。
じゃが芋を加えて、じゃが芋が軟らかくなるまで、弱火で煮込みます。
牛乳と生クリームを加えます。
最後に、アサリのむき身を入れます。塩、黒胡椒で、味を調えます。
イタリアンパセリなどのハーブを、微塵切りにして散らします。
Clam Chowder クラムチャウダー
加熱時間 :ガスコンロの上で30分
難易度— :★★☆
•玉ねぎ (中) ————————– 1 個
•人参 (中) ————————— ½本
•ニンニクの微塵切り ———— 大匙 1
•オリーブオイル ——————- 小匙 2
•中力粉 又は 強力粉 ———— 大匙 2
•じゃが芋 (中) ———————- 4 個
•ローリエ —————————— 1枚
•塩 —————————————- 小匙 ½
•黒胡椒 ———————————- 小匙 1/2½
•牛乳 ————————————– 160 ml
•生クリーム ————————— 160 ml
•フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、チャイブ、青ネギなど (微塵切り) 適宜
❷アサリを、笊でこして、手で触れるくらいまで、冷ます。ゆで汁はとっておく。
❸じゃがいもは皮をむいて、大きめの角切りにする。玉ねぎと人参はみじん切りにする。ニンニクは細かい微塵切りにする。
❹アサリは、身の部分を、貝から取り外しておく。
❺鍋にオリーブオイルをひいて、中火にかける。玉ねぎと人参を入れて炒める。玉ねぎが半透明になったら、ニンニクを加えて、さらに炒める。
❻塩、黒胡椒、小麦粉を加えて、小麦粉に火が通るまで炒める。ローリエと❷ でとっておいたゆで汁を、700ml程度加えて、ときどきかきまぜながら中火で煮る。
❼沸騰してきたら、弱火にして、じゃが芋を加える。じゃが芋が軟らかくなるまで、弱火で煮る。
❽牛乳、生クリームを加えて、軽くかき混ぜながら、2分程度煮る。
❾❹ のアサリを入れる。塩、黒胡椒で味を調える。食べる直前に、刻んだハーブを散らす。