Homemade Vanilla Extract 自家製バニラエクストラクト

ウォッカにバニラビーンズをつけて、バニラの香りを抽出させて作る、バニラエクストラクトです。お菓子にバニラの香りづけをするのに、アメリカで最も頻繁に使われるのが、バニラエクストラクトです。このバニラエクストラクトは、日本ではあまり売られていませんが、とても簡単に手作りできます。

材料は、バニラビーンズと、度数が８０度以上ある、ウォッカだけです。これらを保存しておく、密閉できる空き瓶が必要です。茶色い、遮光性のあるものがお薦めです。バニラは瓶の大きさに合わせて切り、香がでやすいように、軽く縦に切目をいれます。瓶に入れて、上からウォッカを注ぎます。バニラが完全にウォッカに浸るようにします。瓶に蓋をしたら、軽く振って、中身を拡販します。

出来上がったバニラエクストラクトは、冷蔵庫で保存して、最低２か月、理想は半年から、一年以上寝かすと、香り深いバニラエクストラクトになります。常に、バニラビーンズをウォッカに浸しておく必要があるので、使ったら、その分ウォッカをつぎ足します。香りが弱くなってきたら、バニラビーンズを新しいものに差し替えます。このように、ウォッカとバニラエクストラクトを加えながら、半永久的に使い続けることが出来ます。

作ってから２か月程度だと、まだバニラエクストラクトというよりかは、バニラの風味がするお酒という感じが強いです。半年以上ねかせると、全体的に香りがマイルドになり、ウォッカとなじんでくるようになります。

バニラエストラクトの仕様量は、一般的なレシピでは、小匙1杯から2杯程度が標準です。少量をふりかけるバニラエッセンスより量が多くなっています。バニラエッセンスは、入れすぎると苦くなるのに対し、アメリカのバニラエクストラクトは、多めに入れても、お菓子自体の味に影響を与えないように、考慮されています。この自家製のバニラエクストラクトも、市販されているとバニラエクストラクトと同じように、使うことができます。一方、バニラエクストラクトの変わりに、日本のバニラエッセンスやバニラオイルで代用する場合は、使用量に注意してください。