
Pimento Cheese ピメントチーズ
ピメントチーズ (pimento cheese) は、チェダーチーズとマヨネーズをベースにして作る、濃厚なディップです。アメリカ南部のスーパーのデリなどで、必ずといっていいほど売られているポピュラーなディップで、サンドウイッチの具材にしたり、野菜スティックやクラッカー、薄くスライスしたパンやビスケットを添えます。
名前の由来になっているピメント (pimento) というのは、スペイン語で、赤くて丸い形をしている唐辛子の一種です。日本語のピーマンという言葉の、語源となっているのも、このピメントという言葉です。実際に、ピメントチーズで使われるのは、アメリカでは、レッドベルペッパー (red bell pepper) と呼ばれ、 日本ではパプリカと呼ばれている大きな、辛みのない赤い大きなピーマンです。ピメントという唐辛子が使われていなくても、ピメントチーズと言う料理の名前は、完全に定着しています。

赤いパプリカは、種と芯を取り除き、ローストして、硬い外側の皮をむきます。パプリカに火を通すことによって、歯ごたえが軟らかくなって、甘みもまします。グリルやオーブントースターを使って、火を通すことも出来ますが、ガスコンロに直接のせて火を通すのが最も簡単だと思います。

皮に全体的に焦げ目がついたら、冷水に入れて冷まします。手で表面をこするようにして、焦げた皮をむきます。

ペーパータオルで水分をふき取ります。

小さめの角切りにします。

刻んだパプリカ、細かくしたチェダーチーズ、プレインヨーグルト、ガーリックパウダーをボールに入れて、よく混ぜ合わせます。好みでさらに辛くしたい場合は、ホットソースやタバスコを加えるといいと思います。

チーズの塩分を考慮しながら、塩を加えて、味を調えます。

器に入れて、刻んだ青ネギやイタリアンパセリなど、好みのハーブを散らします。細切りにしたセロリなどの野菜、小さくスライスしたパン、クラッカーやビスケットなどを添えます。


- レッド パプリカ(中) ½ 個
- チェダーチーズ(細かくしたもの) 80 g
★
Cheddar Cheese: アメリカで最もポピュラーなチーズのうちの一つ。熟成が進んだシャープなものからマイルドなものまで、幅広い品種がそろっている。オレンジ色をしたレッドチェダーとクリーム色をしたイエローチェダーがあるが、色が人工的に着色されているだけで、味には大差はない。
- マヨネーズ(ビン詰のもの又は自家製) 大匙 3
- ギリシアヨーグルト 大匙 2
- ガーリック パウダー 小匙 ½
- 塩 適宜
- イタリアンパセリや青ネギの微塵切り(適宜)
- パプリカはガスコンロの上で、直接焼いて、全体に焦げ目をつける
- 焼いたパプリカを冷水につけて、外側の皮をむく。その後、水気をよくふきとってから、微塵切りにする。
- 刻んだパプリカ、細かくしたチーズ、マヨネーズ、ヨーグルト、ガーリックパウダーをボールに入れて、全体を混ぜ合わせる。塩で味を調えた後、器に入れて、好みで刻んだハーブを散らす。
Homemade Mayonnaise 自家製マヨネーズ
- 植物油 235 ml
- 卵黄 1 個
- 卵 1 個
- りんご酢 大匙 1
- ディジョン マスタード 小匙 1
★
Dijon Mustard: 酸味が強いフランス風のマスタード。黒いマスタード シードを原料にしている。サラダのドレッシングに加えられることが多い。
- 塩 適宜
- 全卵と卵黄、マスタード、りんご酢をボールに入れて軽く混ぜる。
- 植物油を大匙一杯程度加えながら、泡立て器で攪拌する。焼くまぜったら、さらに植物油を大匙一杯程度いれて、しっかりとまぜる。この作業を繰り返しながら、卵を乳化させ、全体が白っぽくとろみがつくようにする。
- 最後に塩で味を軽く調える。