Piña Colada ピニャコラーダ

パイナップルとココナッツ、ラムをベースにして作るプエルトリコ発祥のカクテル、ピニャコラーダ (Piña Colada) です。ピニャコラーダとは、英語で言うと、”strained pineapple” と言う意味で、裏ごししたパイナップル、と言う意味です。1954年に、プエルトリコのサンファン (San Juan) にある、カリブヒルトン (Caribe Hilton) のバーテンダーによって考案され、1978年には、プエルトリコの公式 (official) な飲み物として、宣言されたそうです。”公式の飲み物”って何だ、という気もしますが、その後、アメリカでも広く認知されるようになりました。

ピニャコラーダのレシピには、色々なバリエーションがあるのですが、最も典型的なものは、パイナップルジュースと、クリームオブココナッツ、ラム酒を、４：３：２程度の比率で混ぜるものです。その他、ラムを加えないで、モクテルにしたり、パイナップルを凍らしてから、ミキサーにかけて作った、フローズンタイプのピニャーコラーダなどがあります。

伝統的なピニャコラーダで使われるココナッツは、クリームオブココナッツ (cream of coconut) と呼ばれるもので、ココナッツクリーム (coconut cream) と間違われやすいですが、ココナッツクリームではありません。クリームオブココナッツは、ココナッツミルクを煮詰めて、お砂糖などの甘味料を加えたもので、言わば、ココナッツミルクで作る、練乳 (加糖のコンデンスミルク) です。 Coco Lopez というブランドものが有名ですが、日本ではおろか、アメリカでもそれほど一般的ではないので、いくつかの代用レシピがあります。

最も簡単なクリームオブココナッツのレシピは、ココナッツミルクにお砂糖を加えて、鍋にかけて、少し煮詰めます。ココナッツミルクとお砂糖を鍋に入れて中火にかけます。沸騰してきたら、火を弱めて、全体が少しトロっとした感じなるまで、数分煮ます。

ココナッツミルクが少し透明な感じになればOKです。

パイナップルジュースとクリームオブココナッツ、ラム酒をシェイカーなどに入れて、混ぜ合わせた後、氷を入れたグラスに注げば、出来上がりです。アルコールを加えたくない場合は、ラム酒を加えないで作ります。好みで、薄切りにしたパイナップルや、チェリーの缶詰などをトッピングします。

Frozen Piña Colada フローズンピニャコラーダ

パイナップルを一度冷凍させてから、ミキサーで攪拌して作る、フローズンタイプのピニャコラーダです。パイナップルをミキサーにかけやすい大きさに切って、冷凍庫で凍らせておきます。凍ったパイナップルと、クリームオブココナッツ、ラム酒、氷をミキサーに入れて、全体を攪拌します。

Frozen Piña Smoothie ピニャコラーダスムージー

ピニャコラーダをスムージーにアレンジしたレシピです。クリームオブココナッツは使わないで、甘みはバナナで補います。手軽に、ピニャコラーダの風味を楽しむことが出来ます。

ミキサーにバナナとパイナップル、ココナッツンミルクを入れて攪拌します。バナナとパイナップルを予め凍らせておくと、氷を入れなくてもいいので、より濃厚なスムージーになります。