Potato Dauphinoise ポテトドフィノワーズ
フランス南東部のドーフィネの郷土料理、じゃが芋のグラタン、ポテトドフィノワーズ (Potato Dauphinoise) です。基本的にはポテトグラタンの一つなので、シンプルに、ポテトグラタン (Au Gratin Potatoes) と呼ばれることも多いです。ポテトドフィノワーズの特徴は、クリームやチーズが加えられることもありますが、じゃが芋が主役で、じゃが芋の食感を生かして焼き上げることです。日本風に言うと、じゃが芋の重ね焼き、に近いです。と言っても、グラタンのドフィノワーズにも、さまざまなレシピがあり、厳密に区別されているわけではありません。
ドフィノワーズのレシピには、生のじゃが芋をそのままオーブンで焼くことが多いですが、今回は、少し厚めに切って、ミルクの中で軽く火を通してから、オーブンで焼き上げています。予め、火を通すか否かは、じゃが芋の薄さを基準に決めるとよいと思います。
じゃが芋は、皮をむいて、4ミリ程度に薄切りにします。
じゃが芋をクリームで軽く下茹でします。まず、鍋に牛乳と生クリーム、ニンニク、ローズマリー、塩、白胡椒、ナツメグを入れて、中火にかけます。
ふつふつとしてきたら、火を弱めて、じゃが芋を入れます。沸騰させないように注意して、弱火でじゃが芋を4分程度煮ます。茹で上がったら、笊にあけて、水気をきります。じゃが芋の量が多くて、鍋に入りきらない場合は、2回にわけて、じゃが芋を下茹でしてください。
耐熱容器に、薄くバターを塗ります。
下茹でしたじゃが芋並べます。できるだけ、隙間をつくらないで、しっかりと敷き詰めるのがポイントです。
じゃが芋を煮たクリームを注ぎます。表面にじゃが芋がみえるくらいの量のクリームを注ぐのがポイントです。クリームの量が多すぎると、出来上がりが水っぽくなってしまします。
細かくしたチーズをトッピングします。チーズはグリエールチーズがよく使われますが、モッツレラチーズやチェダーチーズなど、好みのものでいいと思います。
摂氏190度に温めたオーブンに入れて、焦げ目がつくまで、約40分程度焼きます。
Potato Dauphinoise ポテトドフィノワーズ
加熱時間 :摂氏 190度のオーブンで 40分
難易度— :★★☆
•ニンニク —————————— 3 片
•ローズマリー ———————— 2 枝
•バター ———————————- 大匙 1
•牛乳 ————————————– 300 ml
•生クリーム ————————— 200 ml
•チーズ (細かくしたもの) —– 60 g
•塩 —————————————- 小匙 ½
•白胡椒 ———————————- 小匙 ½
•ナツメグ (粉) ———————- 小匙 ¼
❷じゃがいもは皮をむいて、4ミリ程度の薄切りにする。ニンニクは皮ごと、軽くつぶしておく。
❸鍋に生クリーム、牛乳、ローズマリー、ニンニク、塩、白胡椒、ナツメグを入れて、軽く混ぜ合わせる。中火にかけて、ふつふつとしてくるまで、火にかける。
❹火を弱めてから、❸ にじゃが芋を入れて、4分程度弱火で煮る。
❺耐熱容器に薄くバターを塗る。❹ のじゃが芋を笊にあけて、水分をきってから、耐熱容器に、出来るだけ隙間のないように、敷き詰める。じゃが芋を煮たクリームを、じゃが芋の上から注ぐ。表面に、細かくしたチーズののせる。
❻温めておいたオーブンで、40分程度、表面に軽く焦げ目がつくまで焼く。