Chocolate Flan チョコレートフラン
チョコレートを加えて作るチョコレートフラン (chocolate flan) です。フラン (Flan) とは、日本でも馴染みが深い「カスタードプリン」のことです。フランスやスペインなど、ラテン語圏でとてもポピュラーなデザートで、大きなケーキ型で焼くのが主流です。アメリカの一般的なフランは、クリームチーズを加えて焼くのが特徴で、アメリカでメキシカンフランと呼ばれているものは、エバミルクやコンデンスミルクを使って焼きます。このチョコレートフランは、メキシカンフランのバリエーションの一つで、エバミルクを使い、溶かしたチョコレートを生地に加えます。濃厚で口当たりがソフトなので、生チョコレートのような食感が特徴です。チョコレートが入っている分、フランとしては生地が硬めなので、作りやすく失敗が少ないレシピです。
最初のキャラメルソースを作ります。砂糖と少量の水を鍋に入れて、砂糖の塊をつぶすようにして、少しかきまぜます。
鍋を中火にかけて、適度に揺らしながら、砂糖をとかしていきます。キャラメルソースの色が変わってきたら、少し火を弱めます。時々鍋をゆらしながら、飴色になるまで煮ます。飴色になったら、火を止めます。色が薄いうちに火を止めて、予熱で適度な色合いになるまで火を通すのがポイントです。
キャラメルソースが熱いうちに、ケーキ型に入れて、ケーキ型を傾けながら、キャラメルソースが満遍なく広まるようにします。キャラメルソースが熱いので、火傷をしないように注意します。
製菓用のチョコレートは、湯煎にかけるか、電子レンジで温めて溶かします。電子レンジを使う場合は、500ワットで、1分間加熱し、一度取り出して、かき混ぜてから、再度1分間加熱します。この作業を繰り返して、チョコレート全体を溶かします。
カスタードを作ります。エバミルクと卵、卵黄、砂糖をボールに入れて、よく混ぜ合わせます。
チョコレートと濃いめに入れたコーヒーを少量加えます。
用意しておいた、ケーキ型にカスタード液を流します。生地を笊でこしてから焼き型に入れると、口当たりがなめらかな出来上がりになります。
ケーキ型はアルミホイルで蓋をしてから、ロースターパンなど、一回り大きな容器の上にのせて、周囲に熱湯をはります。
摂氏150度に温めたオーブンで、カスタード液が固まるまで、40分程度焼きます。焼き上がったフランは、粗熱をとってから、冷蔵庫の中でよく冷やしておきます。
焼き型から出すときは、キャラメルソースが固まっているので、熱湯に少しだけケーキ型をつけて、ソースを溶かしておきます。さらに、側面の生地が、焼き型にくっついているので、ケーキ型の側面に、ナイフを刺して、生地が外れやすいようにしておきます。
平たいお皿をかぶせてから、ひっくり返すようにして、盛り付けます。
好みで、フルーツやミントの葉などを添えます。
Chocolate Flan チョコレートフラン
加熱時間 :摂氏 150度のオーブンで 45分
冷却時間 :6時間
難易度— :★★☆
キャラメルソース
•砂糖 ————————————– 120 g
•水 —————————————- 大匙 2
プリン
•製菓用チョコレート ———— 120 g
•エバミルク(無糖) —————- 400 g
•砂糖 ————————————– 80 g
•卵 —————————————- 5個
•卵黄 ————————————– 1 個
•濃いめのコーヒーまたはエスプレッソ — 大匙 1
❷キャラメルソースをケーキ型に入れて、ケーキ型を傾けながら、表面を平にする。
❸オーブンを摂氏150度に温める。
❹チョコレートは湯煎にかけるか、電子レンジで温めて、溶かす。
❺ボールに、エバミルク、卵、卵黄、砂糖、溶かしたチョコレート、コーヒーを入れて、よくかき混ぜる。
❻カスタード液を笊でこしながら、❷ のケーキ型に流し入れる。ケーキ型にアルミホイルをかぶせて、ロースターパンにおいて、ケーキ型の周囲に熱湯をそそぐ。
❼温めたオーブンで、カスタード液が固まるまで、40分程度焼く。
❽焼き上がったら、粗熱がとれるまで、ラックの上で冷ます。その後冷蔵庫でよく冷やす。