15 パイとタルトとキッシュ

Asparagus Quiche アスパラガスキッシュ

アスパラガスを丸ごと入れて作るキッシュです。アメリカのアスパラガスを使った料理は、アスパラガスを切らないで、大胆に丸ごと使うものが多いです。ナイフとフォークを使うからこその食べ方だと思います。アスパラガスだけでシンプルに焼き上げていますが、好みでベーコンやハムなどの肉類を加えたり、炒めた玉ねぎやマッシュルームなどを入れてもいいと思います。

キッシュの生地には、今回は全粒粉を加えて焼いています。全粒粉を使ったパイ生地は、キッシュなどのセイボリーなタルトやパイとよく合います。もちろん、通常の小麦粉だけで焼いた、パイ生地でも同じようにできます。

最初に、ボールに小麦粉と全粒粉を入れて、軽くかき混ぜます。

角切りにした無塩バターとラードをボールに入れて、泡立て器やマッシャーなどを使って、油脂を粉類の練りこむようにして、混ぜ合わせます。ラードの代わりのショートニングを使ったいいし、無塩バターだけで、パイ生地を作ってもかまいません。ラードを加えると、生地にほのかな甘みが加わり、とても歯ごたえのよい、クリスピーなパイに仕上がります。

大きなバターの塊がなくなればOKです。

氷で冷やした水を少量ずつ加えながら、かき混ぜていきます。粉っぽさがなくなって、生地を抑えると、固まる感じになれば、OKです。

ラップに包んで、円盤状に形を整えます。

冷蔵庫に入れて、30分以上ねかせます。

生地をラップにはさみながら、タルト型より一回り大きな、円形に伸ばします。

タルト型は、底が抜けるタイプのものを使います。軽く油を塗っておくと、外型の生地がより、パリッとした焼き上がりになります。タルト型に生地をかぶせて、底面を抑えるようにして、なじませます。

端の部分を、内側に折り込むようにして、形を整えます。底面に空気が入ってしまったら、フォークで穴をあけて、空気を抜きます。

ベーキング用の紙を敷いて、お米や豆などを入れて、重石にします。摂氏200度に熱したオーブンに入れて、15分程度焼きます。

ベーキング用の紙が、生地にひっつかないようになったら、重石と紙を取り除きます。オーブンの温度を摂氏180度に下げて、さらに底面のパイ生地が、乾いた感じになるまで、10分程度焼きます。

フィリングの具材を準備します。チーズは、チェダー、グリエールチーズ、モッツレラチーズなど好みのものを、グレイターで摩り下ろします。

アスパラガスは、下の硬い部分を取り除きます。

フライパンなど、底の浅い鍋に熱湯を沸かします。アスパラガスを入れて、2分程度、さっと茹でます。完全に火を通す必要はありません。

笊にあけて、水気をきります。

ボールに卵、牛乳、クリームチーズ、塩、黒胡椒を入れて、軽くかき混ぜます。

半焼き状態にしたパイ生地の上に、チーズの3分の1量、薄く敷きます。

アスパラガスを敷きます。

チーズの3分の1量をのせます。

混ぜ合わせた卵液を、そっと注ぎます。残りのチーズを表面に散らします。オーブンに戻して、卵が固まるまで、さらに20分から30分程度焼きます。

触れるくらいに冷めたら、タルト型から出して、お皿に移します。

Asparagus Quiche アスパラガスキッシュ
準備時間 : 20分
加熱時間 :ガスコンロの上で35分 + 摂氏 200度のオーブンで 45-50分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23 cm) タルト型 】
シングルパイクラスト 又は 全粒粉のシングルパイクラスト☆☆ 1 枚
アスパラガス ———————— 300 g
チーズ (細かくしたもの) —– 75 g
クリームチーズ ——————- 50 g
牛乳 ————————————– 120 ml
—————————————- 4 個
—————————————- 小匙 ½
黒胡椒 ———————————- 小匙 ¼
【 作り方 】
オーブンを摂氏200度に温める。タルト型にバター (分量外) を塗っておく。チーズはグレイターで摩り下ろしておく。
アスパラガスは、下の硬い部分を取り除く。平たい鍋で熱湯をわかし、アスパラガスを入れて、2分程度茹でる。茹で上がったら、笊にあけて、水気をきっておく。
パイ生地を薄く伸ばして、タルト型に敷き詰める。底にフォークで穴を開けて、その上にベーキング用の紙を敷いて米などで重石をする。
温めておいたオーブンで、パイ生地を半焼きにする。最初に12~15分程度焼いた後、重石をとる。オーブンの温度を摂氏180度に下げてから、さらに10分程度焼く。
ボールに卵、クリームチーズ、牛乳、塩、黒胡椒を入れて混ぜ合わせる。
のパイ生地に、チーズの3分の1量を薄く敷き詰める。その上にアスパラガスを並べる。アスパラガスの上に、チーズの3分の1量をのせてから、 の卵液をパイ皿に流しいれる。最後に、表面に残りのチーズをのせる。オーブンにタルト型を入れて15分程度焼く。そのまま30分程度、卵か固まるまで焼く。
Single Pie Crust シングルパイ クラスト
準備時間 : 20分
調理時間 :摂氏 220度のオーブンで 12-15分
冷却時間 :60分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23cm) パイ皿 】
薄力粉 ———————————- 165 g
無塩バター ————————— 60 g
ショートニング 又は ラード 大匙 1 ½
冷水 ————————————– 適宜
【 作り方 】
小麦粉に細かく刻んだバター、ショートニングを加え、バターの塊がなくなるまで、フォークで押さえつけるようにして、混ぜ合わせる。
に氷で冷やした水(大匙 2-4杯) を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
生地を二枚のラップにはさんで、パイ皿より少々大き目の円形にのばし、片方のラップをとって、油を敷いたパイ皿になじませる。パイ生地が膨らまないよう、パイ生地の底にフォークで穴をあける。縁はパイ皿の大きさに合わせて成型 飾りつける。
オーブンを摂氏220度に温める。
温めておいたオーブンで、パイにアルミホイルかベーキング用の紙を敷いて米などで重石をし、パイを15程度焼く。
オーブンの温度を摂氏180度に下げて、重石をとってさらに20-30分程度、パイに軽く焦げ目がつくまで焼く。途中で様子を見て、縁に焦げ目がついているようだったら、オーブンから出し、縁をホイルで覆う。
☆☆ Whole Wheat Single Pie Crust 全粒粉のシングルパイ クラスト
準備時間 : 20分
冷却時間 :60分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23cm) パイ皿 】
全粒粉 ———————————- 85 g
薄力粉 ———————————- 85 g
無塩バター ————————— 60 g
ショートニング 又は ラード 大匙 1 ½
冷水 ————————————– 適宜
【 作り方 】
ボールに小麦粉と全粒粉を入れて、軽くまぜあわせる。
に細かく刻んだバター、ショートニングを加え、バターの塊がなくなるまで、泡立て器やマッシャーで押さえつけるようにして、練りこんでいく。
に氷で冷やした水(約 大匙 2-4杯)を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
生地を二枚のラップにはさんで、パイ皿より少々大き目の円形にのばし、片方のラップをとって、油を敷いたパイ皿になじませる。パイ生地が膨らまないよう、パイ生地の底にフォークで穴をあける。縁はパイ皿の大きさに合わせて成型 飾りつける。
表面をラップで覆い、焼き上げるまで冷蔵庫もしくは冷凍庫で、パイ皿ごとしっかりと冷やす。
ブログランキングに参加しています。
沢山の応援ありがとうございます(^^)/

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です