Baked Apples ベークドアップル

林檎を丸ごとオーブンで焼いて作る、とても家庭的なデザート、ベークドアップル (baked apples) です。林檎の芯をくりぬいて、黒砂糖とシナモン、ナッツやドライフルーツを詰めて、林檎が軟らかくなるまで、オーブンで焼きます。使うドライフルーツやナッツの種類、さらに林檎の品種を変えることで、いろいろなバラエティーが楽しめます。アップルパイやアップルクランブルなど、林檎を使ったアメリカのデザートは多いですが、その中でも、最も簡単で、素朴なデザートがベークドアップルだと思います。しかも、丸ごと焼くので、ビジュアルとしても、楽しいです。そのまま食べてもいいですが、アップルパイ同様に、アイスクリームを添えることが多いです。アイスクリームが重すぎるという人は、プレーンヨーグルトを添えてもいいでしょう。

ベークドアップルに使う林檎は、必ずしも、紅玉など加工用の林檎でなくてもいいと思います。林檎によって、出来上がりの風味や、硬さや調理時間が異なるので、焼き加減を調整する必要はありますが、基本的にはどんな林檎でも使えます。林檎は、最初はナイフを使って、蔕の部分をくりぬきます。その後、小さめのスプーンを使って、芯と種を取り除くようにします。林檎の底の部分まで、突貫させないように注意してください。

詰め物の材料を合わせます。黒砂糖、レ＝ズンなどのドライフルーツ、刻んだ胡桃やピーカンなどのナッツ、シナモン、ナツメグを器に入れて、全体を混ぜ合わせます。

林檎の窪みに詰め物を詰めます。

最後に少量のバターを林檎の上にのせます。焼いている間に、水分が蒸発しないように、ベーキングディッシュの底に、深さ1センチ程度の水を注いでおきます。摂氏190度に温めたオーブンで、林檎が軟らかくなるまで、45分から60分程度焼きます。林檎の大きさや品種によって、焼き時間は異なるので、30分くらいたったら、様子を見ながら焼いていくのがいいと思います。途中で様子をみて、ベーキングディッシュの底にたまったシロップを、スプーンですくって、林檎の上からかけるようにすると、より味が馴染みます。

好みでアイスクリームなどを添えます。

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