
Cheese Cake with Strawberry Source チーズケーキ
アメリカのチーズケーキと聞けば、ニューヨーク式チーズケーキを思いうかべる人が多いと思います。ニューヨーク式か否かにかかわらず、アメリカのチーズケーキは、クリームチーズをベースにした生地を低温で焼き上げ、ベイクドチーズケーキでありながら、レアチーズケーキのような口当たりを目指します。ではニューヨーク式と呼ばれるチーズケーキの特徴は何かというと、焼き方にあります。ロースターパンにお湯を張って、その中にケーキ型をまるまるつけて、お湯の中でチーズケーキを茹でるような感じで焼き上げるのです。このように焼き上げることによって、焼き色が薄く、非常に美しいチーズケーキが仕上がります。
しかし、ロースターパンを設置して、大量のお湯を使いながらオーブンを使用すると、一歩間違えると、キッチンは大惨事に陥ります。さらに、どうしても、チーズケーキの土台部分である、グラハムクラッカーが水っぽくなりがちで、少し残念だなあと私は思っていました。今回ご紹介する方法は、ニューヨーク式ではなく、オーブンの下段に鉄板などを設置してお湯をはり、チーズケーキ自体はお湯につけないで焼き上げています。この方法でも、十分チーズケーキのおいしさは保てると思います。また、一般的なアメリカのチーズケーキのレシピよりは、クリームチーズの比率を少なくし、ヨーグルトを加えてさっぱりと仕上げています。
チーズケーキは、急激な温度変化に弱く、オーブンの温度が急激に下がると、表面がひび割れする原因になります。焼きがるまで、オーブンの扉は開けないようにしてください。また、卵を加えてから、かき混ぜすぎると、生地に余計な空気を含み、これがまたひび割れの原因になります。卵を入れたら、かき混ぜすぎないようしてください。もし、生地にだまが出来てしまったら、かき混ぜないで裏ごしするのがポイントです。
Prep: 30 minutes
Bake: 60 minutes
Makes: 9-inch (23 cm) springform cake pan
グラハムクラッカー生地
- グラハム クラッカー (粉) 125 g
★
Graham Cracker Crumbs: グラハム粉(全粒粉)を原料にした graham crackerを砕いたもの。包丁やフードプロセッサーを使って粉々にしてもよいが、既にパン粉のように粉々にして箱にはいったものがアメリカでは市販されている。
- 砂糖 大匙 2
- 無塩バター(溶かす) 大匙 5 ½
フィリング
- クリームチーズ 445 g
- プレーンヨーグルト 355 ml
- 砂糖 90 g
- エヴァミルク(無糖) 175 g
- 卵 3 個
- オレンジの皮(摩り下ろす) 小匙 1
- レモンの皮(摩り下ろす) 小匙 1
- レモン汁 60 ml
- 薄力粉 35 g 又は 中力粉 30 g
ストロベリー ソース
- ストロベリー ソース 120 ml
- クリームチーズを室温にもどして軟らかくしておく。
- ケーキ型にバター(分量外)を塗る。
- 粉状のグラハム クラッカーと砂糖をよくまぜ、さらに溶かした無塩バターを少しずつ加える。全体がしっとりした感じになったら、用意しておいたケーキ型に生地を移し、ケーキ型の底面にスプーンで押し付けるようにして、満遍なくならす。
- クリームチーズと砂糖をよく練り合わせてクリーム状にする。さらに、ヨーグルト、エヴァミルク、レモンの皮、レモン汁を加えてよく混ぜる。最後に小麦粉と割りほぐした卵を加え、軽く混ぜ合わせる。
- オーブンを325F(165C)に温める。下段にお湯をはった鉄板を入れておく。
- 5.を3.のクラッカー生地の上に流しいれ、表面をよくならす。
- 6.を温めておいたオーヴンの上段で1時間程度焼く。焼きあがってもオーヴンの扉は開かず、数時間程度常温に戻るまで、オーヴンの中で冷ます。
- 十分に冷やしてから切り分け、ストロベリーソースを添える。
Strawberry Sauce ストロベリー ソース
Prep: 5 minutes
Cook: 10-15 minutes
Makes: 1cup
- 苺 225 g
- 砂糖 29 g
- コーンスターチ 大匙 1
- 水 大匙 1
- 苺と砂糖を鍋に入れて中火にかけ、砂糖が溶けるまで煮詰める。
- コーンスターチと水で溶いて、1.に加える。とろみがついたら火をとめる。


