Chicken Shawarma チキンシャワルマ

中東風のスパイスを使って、鶏肉をローストし、タヒニとガーリックのきいた、ヨーグルトソースを添えて、ピタパンに挟んで頂く、チキンシャワルマ (chicken shawarma) です。シャワルマ (shawarma) とは、 アラビア語で回転するという意味で、大きな金属製の串に、薄切りにした肉を水平方向に重ねてさし、回転させながら加熱する、中東式のロテサリーです。日本では、ドネルケパブとかドネルカバブなどと呼ばれて、エスニック料理を出す屋台などで、売られています。アメリカをはじめ、英語圏では、カバブ (ケパブ) は焼き鳥にようなもう少し小さめの串に刺しにしたものを意味し、大きなドネルカバブは、シャワルマと呼ぶことが多いです。とは言え、ドネルケパブのような、本格的なシャワルマは、家庭で作るのは困難なので、中東風のスパイスをきかせたグリルやローストした肉を、アメリカではシャワルマと呼びます。作り方は、オーブンでローストしたり、BBQグリルで焼きますが、中東風のヨーグルトソースをかけて、ピタパンに挟んで、シャワルマを楽しみます。

シャワルマの特徴は、独特のスパイス使いにあります。使うスパイスは、コリアンダーやクミン、カルダモンやシナモン、ターメリックやパプリカなどで、カレー粉に似ています。カレー粉のように、ガラムマサラを作らないので、よりシンプルで、個々のスパイスの味わいが際立っています。コリアンダー、クミン、黒胡椒、カルダモンは、固形のものを、ミルで挽いて粉にしてから、マリネしています。

スパイスと塩、微塵切りにしたニンニクを器に入れて、混ぜ合わせます。

鶏肉は胸肉でもモモ肉でもどちらでもいいです。それぞれ、ピタパンに挟みやすい大きさに切ります。大きいものなら、4等分、小さいものなら3等分くらいです。

鶏肉と混ぜ合わせたスパイスをまぶします。

乾燥しないようにラップをかけて、冷蔵庫で6時間程度ねかせます。

鉄板に、マリネした鶏肉を並べます。上から、オリーブオイルをかけます。

摂氏180度に温めたオーブンで、鶏肉に火が通るまで焼きます。

ヨーグルトソースを作ります。ヨーグルトに、タヒニ、レモンの果汁、摩り下ろしたニンニク、クミン、塩を加えて、混ぜ合わせます。

野菜は、トマトと胡瓜を薄切りにします。

ピタパンに、鶏肉、トマト、胡瓜、イタリアンパセリや香菜などのハーブを添えて、ヨーグルトソースをかけます。鶏肉と野菜を、ピタパンを巻くようにして、頂きます。

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