Fig Upside Down Cake 無花果のアップサイドダウンケーキ
フレッシュな無花果を使った、アップサイドダウンケーキ (upside down cake) です。ローズマリーの香りをきかせて、バルサミコ酢と蜂蜜を加えています。バルサミコ酢のかわりに、オレンジやレモンの果汁を少量加えてもいいと思います。
アップサイドダウンケーキとはその名の通り、焼きあがったケーキをひっくり返して盛り付けるケーキのことです。ケーキ型の底に、フルーツなどを並べ、ケーキ型をひっくり返したときに、フルーツの面が上になるように焼き上げます。ケーキの表面に並んだフルーツが、とても華やかで美しく映えます。
アップサイドダウンケーキは、フランスのタルトタタンと似ていますが、アメリカの南部では、鉄製のフライパンを使って気軽に焼く、とても家庭的なお菓子です。缶詰のパイナップルを使って、パイナップルアップサイドダウンケーキがとくに有名です。
フルーツは、黒砂糖とバターで作ったアメリカ風のキャラメルソースとともに焼かれることが多いです。ケーキ型の底が抜けるタイプの焼き型を使うと、せっかくのキャラメルソースがこぼれてしまうので、抜けないタイプのケーキ型を使うことが特に重要です。ケーキ生地は、ベーキングパウダーと重曹で膨らせたものが多いですが、このレシピはスポンジケーキの生地のように、卵を泡立ててから焼いています。軽い口当たりになり、キャラメルソースとの相性も良く、食べやすいです。


無花果は蔕をとって、くし型に切ります。

キャラメルソースを作ります。無塩バター、三温糖、蜂蜜、バルサミコ酢。ローズマリーの葉を鍋に入れて、中火にかけます。

バターが溶けてきたら、火を弱めます。

軽くかき混ぜながら火を通し、三温糖が溶けたら火をとめます。

ケーキ型にキャラメルソースを注ぎます。ケーキ型の側面にも、薄くキャラメルソースを塗っておきます。

くし型にきった無花果を放射状に並べます。


スポンジケーキの生地を作ります。卵と砂糖を白っぽくなるまでよく泡立てます。


篩った薄力粉、ベーキングパウダーを生地に加えます。薄力粉の代わりに、米粉を使うことも可能です。米粉はだまになりにくいので、篩にかけないで、そのまま加えることができます。

粉っぽさがなくなるまで、さっくりと混ぜ合わせます。

無花果を並べたケーキ型の上に、生地を流します。摂氏180度のオーブンで、40分程度、生地に火が通るまで焼きます。

焼き上がったら、お皿をケーキ型の上にかぶせて、ひっくり返します。


好みで、ローズマリーの葉を表面に散らします。


Fig Upside Down Cake 無花果のアップサイドダウンケーキ
加熱時間 :ガスコンロの上で5分 + 摂氏 190度のオーブンで 45分
難易度— :★★☆
•蜂蜜 ————————————– 大匙 1
•バルサミコ酢 ———————— 大匙 1
•無塩バター ————————— 90 g
•三温糖 ———————————- 70 g
•ローズマリー ———————— 1 枝
•薄力粉 又は 米粉 —————- 160 g
•ベーキングパウダー ———— 小匙 1
•塩 —————————————- 少々
•卵 —————————————- 3 個
•砂糖 ————————————– 60 g
❷無花果は蔕をとり、くし型にきる。
❸鍋に、無塩バター、三温糖、蜂蜜、バルサミコ酢、ローズマリーを入れて、中火にかける。バターが溶けたら、火を弱めて、三温糖が溶けるまで、火を通す。
❹❸ のバターをケーキ型の底に流し入れる。ケーキ型の側面にも少しだけ塗るようにしておく。バターの上に、無花果を放射状に並べる。
❺スポンジを作る。小麦粉とベーキングパウダーを篩にかけておく。
❻砂糖と卵をよく泡立てる。白っぽくなったら、粉類を加えて、ざっくりと混ぜる。
❼スポンジの生地を無花果の上に静かに流しいれる。温めておいたオーブンで、竹串をさしても生地がつかなくなるまで、40分程度焼く。




