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Mint Green Tea ミントグリーンティー
シトラス系の風味を加えたり、お砂糖を入れたりして、様々なアレンジをした緑茶は、アメリカでは珍しくないのですが、日本では、緑茶は、茶葉の素材そのものをシンプルに楽しむものなので、ちょっと受け入れがたいかもしれません。緑茶はそのままでも十分美味しいので、この感覚はとても理解できるのですが、このミントグリーンティーだけは、ミントティーの概念を覆すほど美味しいので、ぜひ試してみてほしいと思います。フレッシュなミントの葉を使って作るミントティーに、ごく少量の緑茶はごく少量加えるだけで、ミントの香りと味を引き立てることができます。少量のミントの葉と普通の緑茶だけで、とても美味しいミントティーを楽しむことができます。
もともと、緑茶とミントをお茶として楽しむ習慣は、モロッコのミントグリーンティがよく知られています。モロッコで使われる緑茶は、日本では平水珠茶 (へいすいたまちゃ)と呼ばれている中国緑茶です。平水珠茶は、茶葉の形が丸く固められて、黒っぽくツヤのある色が特徴で、茶葉の形状より、英語ではガンパウダー(gunpowder=火薬弾)あるいは、グリーンパール(green pearl=緑の真珠)という名称で呼ばれています。中国緑茶は、日本の緑茶と異なった風味がありますが、緑茶とミントの相性がよいことは、間違いありません。
温かいまま飲んでも、濃いめに入れて、氷の上から注ぎ、アイスティーとして飲んでも美味しいです。好みで砂糖や蜂蜜を加えてもよいですが、甘みをくわえなくて、ミントの香りだけを楽しんでも、十分な清涼感が楽しめます。ただし、フレッシュなミントティーは、時間がたつと香りが劣化するので、できるだけ入れ立てを楽しむのがポイントです。
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日本の緑茶は風味が強いので、小匙半量程度の少量で十分です。ミントの葉は、ペパーミントでも、スペアミントでも、どちらでも美味しいミントティーになります。フレッシュはミントを10枚程度使えば十分ですが、もっとミントの香りを足したい場合は、ミントの量を増やすといいと思います。緑茶は一般的な煎茶を使います。
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お湯を沸騰させて、ティーポットに注ぎます。3分程度蒸らせば出来上がりです。
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- 緑茶 (煎茶) 小匙 ½
- ミントの葉 10 枝
- お湯 400 ml
- ティーポットに煎茶とミントの葉を入れて、お湯を注ぐ。
- 3分程度時間をおいてから、カップに注ぐ。