Ottoman Sherbet トルコ風シェルベット
Ottoman Sherbet (トルコ風シェルベット) は、フルーツを煮出して作る、自家製の冷たいドリンクです。フルーツとスパイス、ハーブを水で煮込んでから、砂糖などを加えて甘みを加えます。冷たく冷やしてから、好みの濃さに冷水で割って、頂きます。このレシピは、アメリカンチェリーと葡萄、プラムを使った、色鮮やかな赤色が美しいシャルベットです。その他、柑橘系のフルーツを使ったり、スパイス、ハーブの組み合わせを変えることで、いろいろなバラエティーがあります。
シャルベット (Sherbet) の語源は、アラビア語の shariba (シャルバ) にあるとされ、「飲む」という意味の動詞です。中世期のイランやトルコでは、sharbat やşerbet という言葉が、アルコールの入っていない、甘い飲み物という意味で使われていました。甘い液体を凍らしたデザートを、英語で sherbet や sorbet と呼ぶようになったのは、冷凍設備が普及した、近代以降のことです。
フルーツのエッセンスを存分に抽出したトルコ式のシャルベットは、ラマダンの時期にかかせない飲み物です。夏の暑い時期の飲むと、心の底から元気になれるような気がします。
フルーツは、最後に全て笊でこして、煮汁だけを使うので、種や皮がついたまま、水で煮込みます。地アメリカンチェリーは枝を取り除き、葡萄は房からはずしておきます。フルーツは、チェリーの半量、プラムが4分の一、葡萄が4分一の割合が目安ですが、チェリーとプラムだけ、チェリーと葡萄だけで作ってもかまいません。用意したフルーツと、シナモン、クローブを少量鍋に入れて、フルーツと同量程度の水を注いで、中火にかけます。
沸騰したら火を弱め、時々かき混ぜながら、フルーツが煮崩れるまで、15分程度煮込みます。
フルーツが軟らかくなったら、砂糖とレモンの薄切りを入れます。
軽くかき混ぜて、砂糖が溶けたら、火を止めます。
笊にあけて、煮汁をこします。煮込んだフルーツを少し押しつぶすようにして、フルーツの果汁を絞りだすようにします。
粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。
好みの濃さで冷水で割ったり、氷を添えて、頂きます。
Ottoman Sherbet トルコ風シェルベット
加熱時間 :ガスコンロの上で15-20分
冷却時間 :2時間
難易度— :★★☆
•プラム (すもも) 又 はプルーン — 300 g
•葡萄 (紫) ————————— 200 g
•水 —————————————- 1000 ml
•シナモンスティック ———— 1本
•クローブ —————————— 3 粒
•レモンの輪切り ——————- 1枚
•砂糖 ————————————– 80 g
❷鍋にチェリー、プラム、葡萄、シナモン、クローブ、水を入れて、中火にかける。沸騰したら弱火にして、時々かき混ぜながら、フルーツの形が煮崩れるまで、15分程度煮る。
❸砂糖とレモンの薄切りを入れて、砂糖が溶けるまで、かき混ぜる。
❹笊にあけて、フルーツの煮汁をこす。
❺粗熱がとれたら、冷蔵庫の中で冷やす。氷や水を加えて、好みの濃さに調整する。