Oyster Casserole 牡蠣のキャセロール
アメリカ南部の中でも、とくにローカウントリーやルイジアナ州の料理では、シーフードがよく使われます。牡蠣もそのうちの一つで、感謝祭のサイドディッシュとして、スタッフィングに加えたり、あるいは、このような牡蠣をメインな食材にした、キャセロールにしてサーブされたりします。クリームベースのソースで、豪華な牡蠣のグラタンという感じの料理です。
牡蠣そのものが美味しいので、その他の素材はあるもので作れば大丈夫です。アメリカ南部では、とくにルイジアナ州では、玉ねぎ、セロリ、グリーンパプリカの組み合わせが好んで使われます。今回は、玉ねぎとレッドパプリカを使い、茸を加えています。
最初に牡蠣を水洗いをして、ざるにあけます。その後、ペーパータオルの上で水気を切ります。これでも水っぽいと感じる場合は、牡蠣も野菜と一緒に炒めてしまうのがいいのですが、そうすると、牡蠣そのものの美味しさも半減するような気がしたので、今回は、そのまま使いました。
野菜は、それぞれ微塵切りにした後、フライパンでしんなりするまで炒めます。まず玉ねぎとニンニクを炒めます。
次にパプリカを加えます。
最後に茸を加えて、よく水分を飛ばします。その後、小麦粉を入れて、軽く塩と胡椒で味をつけます。
生クリームを入れて、ペシャメルソースを作るようにとろみをつけます。
クリームチーズと摩り下ろした、パルメジャーノチーズを入れます。
軽くバターを塗ったベーキングディッシュに、用意しておいた牡蠣を並べます。
上からソースをかけます。
表面にパン粉をトッピングします。摂氏180度に温めたオーブンで30分程度、軽く焦げ目がつくまで焼きます。
焼き上がったら、刻んだイタリアンパセリを散らします。
【 材料 4 人前】- 牡蠣 550 g
- 玉ねぎ(中) ½ 個
- ニンニク 2 片
- グリーン 又はレッド パプリカ(中) ½ 個
- きのこ(シメジやマイタケなど) 200 g
- 塩 小匙 ½
- 黒胡椒 小匙 ½
- バター 大匙 2
- 小麦粉 大匙 2
- 生クリーム 大匙 1
- クリームチーズ 大匙 2
- パルメジャーノチーズ(粉) 大匙 2
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Parmigiano Reggiano: ハードタイプのイタリアのチーズ。摩り下ろしてパスタに添えるたり、用途は幅広い。
- パン粉 適宜
- イタリアンパセリの微塵切り(適宜)
- 牡蠣は水洗いし、ざるにあける。さらに、ペーパータオルの上において、水気をよくきっておく。
- 玉ねぎ、パプリカはみじん切りにし、ニンニクも細かい微塵切りにする。茸も食べやすい大きさに切りそろえておく。
- 鍋にバターとニンニクを入れて軽く炒める。さらに玉ねぎとパプリカを加えて、しんなりするまで炒める。最後に茸を加えてよく炒めて、塩と胡椒で味をつけておく。
- 小麦粉を加えて、よく炒める。粘りがでてきたら、生クリームを加えて、とろっとするまで、火を通す。最後にクリームチーズとパルメジャーノチーズを加えて、味を調える。
- オーブンを摂氏180度に温める。
- ベーキングディッシュに軽くバター (分量外) を塗って、1. の牡蠣を並べる。さらに、4. のソースを上からかける。最後にパン粉を表面に散らす。
- 温めておいたオーブンで、表面に軽く焦げ目がつくまで、30分程度焼く。