Southern Fried Chicken 南部風フライドチキン
骨付きの鶏肉を、スパイシーな衣をつけて、クリスピーに揚げた、アメリカ南部風のフライドチキンです。KFCのようなフライドチキンは、おうちでは作れないと思っている人が意外に多いのですが、もともとフライドチキンは、アメリカ南部のとても庶民的な家庭料理です。決して難しい料理ではなくて、材料とちょっとしたこつさえつかめば、簡単につくることができます。
フライドチキンが、フライドチキンらしく、見える秘訣は、鶏肉を骨ごとあげることです。出来れば、丸鶏を買ってきて、自ら包丁でさばき、モモ肉、胸肉、手羽など、鶏肉の部位ごとの特徴を、それぞれ味わうのが、いいと思います。丸鶏のさばき方は、こちらを参考にしてください。モモ肉の部分は、骨の継ぎ目がある、真ん中あたりで、半分に切ります。胸肉も半分に切っておくと、食べやすいです。手羽の部分は、手羽先を反対方向におって、丸めるようにして、手裏剣のような三角の形にしておくと、形がまとまります。丸鶏を使うのが面倒くさいという場合は、好みの部位をそれぞれ購入して使うといいでしょう。
鶏肉は、30分程度マリネ液に浸しておきます。底の浅い容器に、卵、牛乳、ヨーグルト、塩、スパイスを入れて、混ぜ合わせます。スパイスは好みのものでいいですが、よく使われるのは、パプリカ、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、黒胡椒や白胡椒です。他に、オレガノやタイムなどのハーブ、クミンやオールスパイスなどを加える場合もあります。ポルトリースパイスや、クレオールスパイスなどの、ミックススパイスを利用してもいいです。
鶏肉をマリネ液に浸します。途中で上下を入れ替えて、満遍なく浸るようにします。
粉類を用意します。小麦粉、塩、スパイス、ベーキングパウダーを底の浅い平たい容器に入れて、混ぜ合わせます。小麦粉は薄力粉の方が使いやすいです。スパイスは、マリネ液と同様のものを使い、半量をマリネ液に、残りの半量を粉類に混ぜます。
マリネ液に浸した鶏肉に、粉類をまぶします。
摂氏180度に熱した揚げ油で、鶏肉を揚げます。最初、軽く焦げ目がつくまではやや高温であげ、両面に焦げ目がついてからは、やや温度を下げて、鶏肉の内部まで、火が通るようにします。
揚げた鶏肉は、ラックの上で、余分な油をきっておきます。熱いうちに、軽く塩をふっておくと、味がなじみやすくなります。
Southern Fried Chicken 南部風フライドチキン
調理時間 :ガスコンロの上で45分
難易度— :★★☆
•パプリカ —————————- 小匙 2
•ガーリック パウダー ———- 小匙 2
•オニオン パウダー ————— 大匙 1
•黒胡椒 ———————————- 小匙 1
•塩 —————————————- 小匙 2
•プレーンヨーグルト ———— 60 ml
•牛乳 ————————————– 160 ml
•卵 —————————————- 1個
•薄力粉 ———————————- 200 g
•ベーキングパウダー ———— 小匙 1
•植物油(揚げ油) —————- 適宜
❷底の浅い器に、スパイスの半量、塩の半量、ヨーグルト、牛乳、卵をよく混ぜ合わせる。❶ の鶏肉を入れて、よくなじませながら、30分程度ねかせる。
❸別の容器に、残りのスパイスと塩、小麦粉、ベーキングパウダーを入れてよく混ぜ合わせる。マリネ液になじませた鶏肉に、衣をつけるようにしてまぶす。
❹鍋に揚げ油を入れて、摂氏180度程度の中温に温める。。
❺鶏肉を揚げる。最初はやや高温で、鶏肉の両面に軽い焦げ目をつける。その後温度をやや下げて、中まで火が通るまで、じっくりと揚げる。
❻揚げあがった鶏肉は、ラックの上で余分な油をきっておく。熱いうちに、軽く塩をふる。