Spaghetti and Meatballs ミートボールスパゲッティ

ミートボールスパゲッティは、トマトをベースにしたマリナーラソースに、ミートボールを加えた、アメリカ生まれのイタリア料理です。ニューヨークのイタリア系移民が考案したと言われています。アメリカでは、市販のマリナーラソースを使って作ることが多いので、日常的に食べられるカジュアルなパスタ料理で、ちょうど日本のナポリタンのような感じです。同じイタリア料理でも、各国によって、微妙に変化するのが、面白いと思います。ミートボールが入っているので、とてもボリュームがあって、食べ応えのある一皿です。

ミートボールは、パルメジャーノチーズを加えて作る、イタリア風の作り方です。牛ひき肉だけで作ることもありますが、ポークソーセージやパンチェッタなど、豚肉を混ぜて作ることが多いです。今回は簡単に手に入りやすい、合いびき肉を使っています。

ミートボールは、牛乳でふやかしたパンをつなぎとして加えます。パンは、フランスパンや食パンなどを、小さめの角切りにして器にいれ、牛乳に浸しておきます。

パンが牛乳を吸収したら、ざるにあけて、余分な牛乳をきっておきます。ミートボールは、余分な牛乳を加えると、生地が軟らかくなりすぎるので、余分な牛乳は加えないで、牛乳を吸収したパンだけを使います。

ひき肉と水気をきったパン、摩り下ろしたパルメジャーノ、卵、塩、黒胡椒をボールに入れて、よく練り合わせます。

手のひらにオリーブオイルをつけながら、直径3センチ程度の団子状に丸めます。ミートボールは焼くと縮むので、やや大きめに成形することがポイントです。

鍋にオリーブオイルをひいて、中火にかけ、ミートボールを焼きます。焦げ目がついたら、適度に転がしながら、表面に満遍なく火を通していきます。

全体に軽い焦げ目がついたら、鍋から取り出しておきます。後でマリナーラソースと一緒に煮込むので、完全に中まで火を通す必要はありません。

マリナーラソースを作ります。鍋に残っている余分な脂は、ペーパータオルなどを使って、吸い取っておきます。同じ鍋を使い、最初に微塵切りにした玉ねぎを、炒めます。玉ねぎがしんなりとしてきたら、ニンニクを入れて炒めます。

ニンニクの香りがたってきたら、トマトの水煮缶を入れます。軽く買い混ぜながら、トマトに火を通します。

塩、タイム、オレガノを加えて、さらに5分程度煮込みます。

マリナーラソースにミートボールを戻して、ソースを絡めます。

火を弱めて、2分程度煮込んでから、火を止めます。

熱湯をわかし、パッケージの指示に従って、スパゲッティーを茹でます。

茹で上がったスパゲッティー、バジルの葉の微塵切り、摩り下ろしたパルメジャーノチーズを入れて、軽く混ぜ合わせます。

器にもって、好みで、さらにバジルの微塵切りとパルメジャーノチーズを添えます。

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