Cherry Clafoutis チェリークラフィティ
クラフィティ (clafoutis) というのは、カスタード生地にフルーツを入れて焼いた、フランスのお菓子です。タルト型を使って作ることが多いですが、クラフトレスで、タルト生地を使いません。従って、とても手軽に簡単に作ることができます。カスタード生地は、小麦粉が入っているので、フランス語でフラン (flan) と呼ばれる、一般的なカスタードよりは硬く、 焼き上がってから、切り分けやすいように仕上げます。ダッチベイビーパンケーキの生地を、やや柔らかめに焼いた感じです。フルーツは、季節によっていろいろなものを使いますが、このチェリーをつかった、クラフィティが、最もよく作られているクラフィティと言ってよいと思います。
チェリーは基本は種を取ってから使います。面倒くさい場合は、とらなくても構いませんが、食べにくいです。チェリーの種をとるには、ストーナーという専用の器具を使うと、きれいにとれます。ストーナーは、オリーブの種などをとるときにも使えるので、あると便利です。
種をとったチェリーに、砂糖を大匙2杯程度まぶしておきます。
カスタード液を作ります。基本的には材料を全て混ぜ合わせれば完成です。ブレンダーを使うと便利です。カスタード液には、キルシュワッサーというサクランボから作ったドイツのリキュールを入れましたが、なくてもOKです。サクランボにはアーモンドの香りが合うので、アーモンドの香りがする、アマレットというイタリアのお酒や、アーモンドエクストラクトを使うこともあります。もしくはバニラエキストラクトを入れてもいいし、何も入れなくてもかまいません。
焼き型に入れたまま、食卓に出すことが多いので、セラミック製のタルト型やキッシュ型などを使うのがお薦めです。小さめのベーキングディッシュや薄型のキャセロールディッシュなどを使うこともできます。どのような焼き型を使うにせよ、表面にバターをたっぷりと塗って、こびりつかないようにしておきます。
焼いている間に、焼き型から、生地やチェリーの果汁があふれ出ることがあるので、オーブンを汚さないように、鉄板などの上に焼き型をおいておくと、いろいろと作業が楽です。鉄板に上には、ベーキング用の紙などを敷いておくと、さらに掃除が楽です。
バターを塗ったタルト型に、チェリーを満遍なくいれます。
その上から、カスタード液を流し入れます。摂氏180度に温めたオーブンで、35分程度、カスタード液が固まるまで焼きます。
好みで、軽く粉砂糖をトッピングします。
Cherry Clafoutis チェリークラフィティ
加熱時間 :摂氏 180度のオーブンで 35分
難易度— :★★☆
•砂糖 ————————————– 大匙 2
•バター ———————————- 大匙 1 ½
•粉砂糖 (仕上げ用) ————–
カスタード
•卵 —————————————- 4 個
•牛乳 ————————————– 300 ml
•砂糖 ————————————– 100 g
•小麦粉 又は 中力粉 ———— 65 g
•キルシュワッサー —————- 小匙 2
❷カスタード液の材料を、ブレンダーに入れて、よく混ぜ合わせる。
❸オーブンを摂氏180度に温める。
❹タルト型にバターを塗ってから、❶ のチェリーを均等に並べる。さらに❷ のカスタード液をタルト型に注ぐ。
❺温めておいたオーブンで、カスタード液が固まるまで、35分から40分程度焼く。