Jalapeno Cornbread ハラペーニョコーンブレッド
コーンブレッドは、見た目がカステラに似ているので、甘い味を想像する人が多いようですが、アメリカ南部のコーンブレッドは、お砂糖が控えめで、むしろ塩味がきいているセイボリーな味付けのものが多いです。シロップをかけたりして、甘くして食べる場合もありますが、シチューなどに添えられて、ディナーやランチの食卓に欠かせないものです。
コーンブレッドのレシピも、家庭や地域によって実に様々なものがあります。これは、ハラペーニョという青唐辛子を入れたコーンブレッドです。ピリッとした辛みがアクセントになり、パルメジャーノチーズを加えて、少し濃厚な仕上がりです。ハラペーニョは日本では手に入りにくいので、それ以外の青唐辛子を使うといいと思います。
コーンブレッドは、伝統的に鉄製のプライパンを使って焼かれることが多いのですが、それ以外の焼き型やベーキングティッシュを使うこともできます。フライパンを使う場合は、最初にフライパンを火にかけて、バターを溶かします。同時に、フライパンにバターが満遍なく馴染むようにしておきます。焼き型を使う場合も、電子レンジなどを使ってバターを溶かしたあと、溶かしバターを容器に塗っておくようにします。
小麦粉などの、乾燥した粉類をボールに入れて混ぜ合わせます。コーンミール、小麦粉、塩、少量の砂糖、ベーキングパウダー、重曹をボールに入れます。
泡立て器を使ってよく混ぜ合わせ、小麦粉や重曹の塊がなくなるようにします。
種をとって微塵切りにした青唐辛子、微塵切りにした青ネギ、ゼスターで摩り下ろしたパルメジャーノチーズを加えて、さらに混ぜ合わせます。青唐辛子の量は好みで調節してください。少量入れるだけでもかなりのインパクトがあるので、入れすぎないように注意します。
牛乳、ヨーグルト、卵を別の容器に入れて、混ぜ合わせます。
粉類を入れたボールに、混ぜ合わせた卵液を加えて、生地をまとめます。
最後に溶かしバターを加えて混ぜます。
用意しておいたフライパンや焼き型に生地を流し入れます。
摂氏200度に温めたオーブンで、生地に火が通るまで、20分程度焼きます。
【 材料 9-inch (23 cm) スクエアベーキングディッシュ】- コーンミール(黄) 325 g
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Cornmeal: コーンブレッドの材料やフライの衣に使ったりする、とうもろこしを挽いて作った粉。グリッツよりは細かく、コーンフラワーよりは粗い。使うとうもろこしの種類によって、黄色や白色の物、粗挽きのStone-ground の物やさらに細かく挽いたものなどがある。
- 薄力粉 85 g 又は 中力粉 80 g
- 砂糖 大匙 2
- ベーキングパウダー 小匙 2
- 重曹 小匙 ½
- 塩 小匙 ¼
- ハラペーノ又は青唐辛子 (微塵切り) 小匙 1 ½
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Jalapeno: “世界一辛い唐辛子”などといわれることがあるが、種をのぞけば、実際はそれほど辛くない。青いものと赤いものとがあり、清涼感のある青ハラペーニョが好んで使われることが多い。日本で手に入る青唐辛子を必要に応じて代用するとよいだろう。
- 青ねぎ(微塵切り) 大匙 3
- 卵 2 個
- パルメジャーノチーズ(粉) 15 g
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Parmigiano Reggiano: ハードタイプのイタリアのチーズ。摩り下ろしてパスタに添えるたり、用途は幅広い。
- 黒胡椒 小匙 ½
- プレーンヨーグルト 60 ml
- 牛乳 300 ml
- 溶かしバター 大匙 4
- オーブンを摂氏200度に温める。
- 焼型にバター(分量外)をぬっておく。
- 大きめのボールに、小麦粉、コーンミール、砂糖、塩、ベーキングパウダー、重曹を、よく混ぜ合わせておく。
- 3. に種をとって微塵切りにした青唐辛子、微塵切りにした青ネギ、黒胡椒、摩り下ろしたパルメジャーノチーズを加えてよく混ぜ合わせる。
- 別のボールに、卵を割りいれ、ヨーグルト、牛乳を加えよく混ぜ合わせる。それを4. の粉類に流しいれて、生地を一つにまとめる。最後に溶かしバターを加え、さっと混ぜる。
- 5. を用意しておいた焼型に流しいれ、22-25分程度、竹串に生地がくっつかなくなるまでオーブンで焼く。
- 好みの大きさに切り分ける。