Sloppy Joe スローピージョー
スローピージョー (Sloppy Joe) は、牛ひき肉をトマトソースで煮込んだ濃厚なソースで、ミートソースのアメリカ版という感じです。とてもユニークな名前ですが、スローピー (sloppy) というのは、ルーズな、ゆるやかな、というような意味なので、とろっとしたソースが、名前の由来を連想させます。
スローピージョー の発祥はあまり定かではありませんが、一説には、 アイオア州のSioux City にあるカフェ、もしくはフロリダ州、キーウェストのSloppy Joe’s Bar とも言われています。いずれも1930年代ごろが発祥とされています。トマトピューレやトマトソースなどを使い、濃いめの味付けで、短時間で作れます。比較的手軽に食べられる、とてもカジュアルなソースとして、アメリカの食文化として定着しています。
バンズやディナーロールなど、サンドウィッチ用のパンに挟んで、サンドウィッチとして頂くのが、定番の食べ方です。その他に、クラッカーに添えてディップとして頂いたり、ホットドックの上にソースとしてかけたり、ピザの具材にのせたり、ベイクドポテトやフレンチフライに添えたりすることもあります。サンドイッチにするときは、あまり他の素材やソースなどを添えないで、シンプルにスローピージョーをパンに挟むだけ、という食べ方が多いです。
今回は、ディナーロールに挟んで、サンドイッチにします。このような小さめのバンズに挟んだサンドイッチは、スライダー (slider) とも言われ、ちょっとしたオードブルや軽食に最適で、とくに大勢が集まるパーディなどで好まれます。
スローピージョーに加える野菜は、玉ねぎとニンニクだけという、シンプルなものが多いです。今回は、ピーマンを使っています。野菜はそれぞれ、微塵切りにします。
フライパンにオリーブオイルをひいて、牛ひき肉を炒めます。
牛ひき肉の色が変わって、そぼろ状になってきたら、塩と黒胡椒、ガーリックパウダー、オニオンパウダーを加えて、軽く味をつけます。
玉ねぎとピーマンを加えます。
玉ねぎに火が通ったら、ニンニクを加えます。
残りの材料を全部加えます。トマトピューレ、ウースターソース、イエローマスタード、三温糖、赤ワインビネガーを入れて、全体をかき混ぜます。ウースターソースはリーペリン (Lee Perrins) というイギリスのブランドのものが、アメリカのウースターソースと味が近いのでお薦めです。日本のウースターソースは甘みが強すぎるので、注意して使って下さい。
5分程度煮込んで、味が馴染めば出来上がりです。最後に塩と黒胡椒で味を調えます。
サンドイッチを作ります。ベーキングディッシュに、バターをのせて、そのまま摂氏’180度に予熱中のオーブンに入れて、温めます。
ディナーロールは、水平方向に半分に切ります。
上半分には、溶かしたバターを塗って、白胡麻を振りかけておきます。
軽くバターを塗ったベーキングディッシュに下半分のパンを入れます。
スローピージョーをのせます。
上半分のパンをのせます。そのまま、摂氏180度に温めたオーブンに入れて、15分程度温めます。
一つ一つ切り分けて、盛り付けます。
Sloppy Joe スローピージョー
加熱時間 :ガスコンロの上で20-30分
難易度— :★★☆
•グリーンパプリカ 又は ピーマン — ½ 個
•ニンニク —————————— 2片
•オリーブオイル ——————- 大匙 2
•牛ひき肉 —————————— 300 g
•トマトピューレ ——————- 120 ml
•ガーリックパウダー ———— 小匙 ½
•オニオンパウダー —————- 小匙 ½
•塩 —————————————- 小匙 ½
•黒胡椒 ———————————- 小匙 ¼
•ウースターソース —————- 大匙 1
•赤ワインビネガー —————- 小匙 1
•マスタード ————————— 小匙 1
•三温糖 ———————————- 大匙 1
❷鍋を中火にかけて、オリーブオイルを入れて、牛ひき肉を入れて炒める。ひき肉の色が変わったら、塩、黒胡椒、ガーリックパウダー、オニオンパウダーを加えて、炒める。
❸玉ねぎとパプリカ (ピーマン) 加える。玉ねぎがしんなりとしたら、最後にニンニクを入れて炒める。
❹トマトピューレ、三温糖、イエローマスタード、ウースターソース、赤ワインビネガーを加えて、軽く混ぜ合わせる。
❺5分程度、弱火に煮込んで、味をなじませる。最後に、塩と黒胡椒で味を調える。