Tomato Galette トマトガレット
ガレットとは、非常に大雑把に言うと、シングルパイクラストを、パイ皿無しで焼くような、タルトのようなものです。これは、トマトをフィリングにした、セイボリーなタルトです。トマトを使った、タルトやパイのメニューは数多くありますが、アメリカ南部風のトマトパイは、マヨネーズとチェダーチーズが入っていることが多いです。このレシピも、南部風にマヨネーズを使ってみました。
パイ生地を作っておけば、後はシンプルな具材のみで作るので、とても簡単です。シングルパイクラストについては、こちらの投稿を参考にしてください。
フィリングは、まずトマトを準備します。トマトは水気が多いので、水気が少ない、プチトマトを使っています。まず蔕をとって、薄切りにします。
トマトの水気を切るために、耐熱容器に入れて、蓋やラップなどはしないで、電子レンジで少し加熱します。その後、ざるにあけて、水気を切っておきます。
チーズは専用のおろし器で、細かくします。おろし器が無い場合は、包丁で刻んでください。
ボールにマヨネーズと、チーズ、塩、胡椒、バジルの微塵切りを入れて混ぜ合わせます。チーズは飾り用に少しだけ残しておきます。
パイ生地は、直径30センチぐらいの円形にのばします。
円形にしたパイ生地は、パラフィン紙などを敷いた鉄板に移動します。私はうっかりと調理代の上で作業してしまい、後で大変でした(-_-;)
パイ生地の上に、マヨネーズとチーズをあえたものを塗ります。
さらにトマトを並べます。
次に飾り用に残したチーズを並べます。
パイ生地の淵を中に折り込むようにして、形成します。
Prep: 15 minutes
Bake: 45-60 minutes
Serves: 4-6
- シングルパイ クラスト 1 枚
★
Single Crust Pastry: パイ型の下層部だけにパイ生地を敷き詰めて焼くタイプのパイ生地。フィリングを詰める前に完全にパイを焼いておくもの、パイを半焼きの状態にしてから、フィリングを詰めて再び焼くもの、生の生地にフィリングを詰めて、パイ生地とフィリングを同時に焼き上げるものがある。
- ミニトマト 350 g
- マヨネーズ(ビン詰のもの) 120 ml
- チェダーチーズ(細かくしたもの) 60 g
★
Cheddar Cheese: アメリカで最もポピュラーなチーズのうちの一つ。熟成が進んだシャープなものからマイルドなものまで、幅広い品種がそろっている。オレンジ色をしたレッドチェダーとクリーム色をしたイエローチェダーがあるが、色が人工的に着色されているだけで、味には大差はない。
- バジルの葉 10 枚
- 塩 適宜
- 黒胡椒 適宜
- トマトは薄切りにして、500Wの電子レンジで、蓋をしないで4分程度加熱する。その後笊にあけて、水気を切っておく。
- チーズはおろし器で細かくする。飾り用に大匙一杯程度を残しておく。ボールににマヨネーズと、残りのチーズ、塩、胡椒、微塵切りにしたバジルを加えてよく混ぜ合わせる。
- パイ生地は直径30センチほどの円形にのばして、パラフィン所をしいた鉄板にのせる。
- オーブンを400F°(205C°)に温める。
- パイ生地の上に、2.のマヨネーズを21センチ程度の円形に塗る。さらに1.のトマトを並べる。最後に飾り用のチーズをのせる。
- パイ生地の淵を内側におるこむようにして形成する。
- 温めておいたオーブンで、パイ生地がきつね色になるまで、50分程度焼く。
Single Pie Crust シングルパイ クラスト
Prep: 20 minutes
Chill: 60 minutes
Makes: 9-inch (23cm) pie shell
- 薄力粉 165 g
- 無塩バター 大匙 4 ½
- ショートニング又は ラード 大匙 1 ½
- 冷水
- 小麦粉に細かく刻んだバター、ショートニングを加え、バターの塊がなくなるまで、フォークで押さえつけるようにして、混ぜ合わせる。
- 1.に氷で冷やした水(約 大匙 2-4杯)を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
- 生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。