Arroz con Pollo メキシコ風チキンアンドライス

メキシコ風のチキンアンドライス、アロスコンポロ (arroz con pollo) です。スペイン語で、チキンアンドライス (chicken and rice) という意味で、ボリュームのあるチキンと、スパイスの効いたピラフを、一つのお鍋で作れるので、忙しいときにも作りやすくて、ボリュームのある一品です。南アメリカの様々な国で、それぞれのスタイルのアロスコンポロがあり、アメリカでは、様々なレシピで作られています。メキシコ風のもの、玉ねぎだけ、もしくは、玉ねぎとパプリカで作るシンプルなものが多いですが、人参やセロリを加えたり、グリーンオリーブやケッパーを加えたりすることもあります。

アロスコンポロは、黄色い鮮やかな色が特徴的で、この色は、サフランの代用品として使われた、アネート (annatto) という植物の種が使われることが多いです。アネートの種自体は赤色なのですが、火を加えるとサフランのような黄色に変わります。このアネートを加えた、ビーホー (Bijol) という商品名でしられる、シーズニングがよく用いられます。ただし、アメリカでもあまり一般的な商品ではないので、ターメリックを加えて、黄色くするレシピが多いです。このレシピもターメリックを使っています。

鶏肉は、好みの部位を使います。器に塩、パプリカ、クミン、オレガノ、ターメリックを入れて混ぜ合わせた後、鶏肉に満遍なくまぶします。

30分くらい、室温でなじませます。

玉ねぎとニンニク、香菜の葉を、それぞれ微塵切りにします。ピーマンやパプリカを微塵切りにして加えてもいいです。

オリーブオイルを鍋に入れて、中火にかけます。鍋が熱したら、鶏肉を皮面から焼きます。

焦げ目がついたら、ひっくり返して、両面をしっかりと焼きます。鶏肉は、中までしっかりと火を通します。

焼き上がったら、鍋から一度取り出しておきます。

鶏肉を焼いた鍋に、玉ねぎの微塵切りを入れて、炒めます。

しんなりとしたら、ニンニクを加えます。

長粒米を加えます。お米は、予め軽く水洗いして、笊にあけて、水気をきってから、加えます。

チキンブロス、トマトピューレ、ローリエを入れて、軽く混ぜ合わせます。チキンブロスの代わりに、水だけで作っても、十分に美味しいです。

沸騰したら火を弱めて、蓋をして10分程度煮ます。

お米が水分を吸収してきて、芯がなくなったら、火を止めます。冷凍のグリーンピースを加えて、軽く混ぜ合わせます。

鶏肉を鍋に戻します。蓋をして、予熱15分程度蒸らします。

食べる直前に、香菜の微塵切りを散らします。

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