Purple Sweet Potato Pie 紫芋スイートポテトパイ

紫芋のさつま芋で作る、パープルスイートポテトパイ (Purple Sweet Potato Pie) です。キャラメルソースをからめた、ピーカンをトッピングしています。さつま芋の紫色がとても美しく、豪華な雰囲気の感じられるパイです。カルダモンの香りをきかせて、少しエスニックな風味に仕上げています。スパイスの香りが苦手な人は加えなくてもＯＫです。

フランス語で、パートブリーゼ（pâte brisée）と呼ばれる、基本的なシングルパイクラストです。パイ生地を半分程度火を通してから、さつま芋のフィリングを詰めます。

まず、小麦粉と細かくしたバターとラードをボールに入れます。バターだけで作ったり、ラードだけで作ったりしてもOKです。パイ生地は出来るだけ生地の温度を低くたもつことが基本なので、ラードも計量したあと、少し冷蔵庫で冷やしてから使うと、扱いやすくなります。小麦粉に油脂類を、泡立て器などをつかって、練りこんでいきます。この作業はフードプロセッサーでやると簡単にできます。

全体にパサパサとした感じになったら、氷で冷やした水を少しずつ加え、混ぜていきます。

全体的に、粉っぽさがなくなったらOKです。

ラップに上にのせて、まとめます。

平たい円盤状に形成します。ラップで包むようにして、一つにまとめたら、冷蔵庫で３０分から１時間程度冷やします。

冷蔵庫から出したら、生地を２枚のラップに挟むようにして、麺棒で円形に伸ばしていきます。パイ皿より、やや大きめの円形になるようにします。

生地からラップを外し、生地をパイ皿にかぶせるようにして、形成します。外側にはみ出した生地は折りたたむようにして、淵を整えます。このとき淵の厚さが出来るだけ均等になるようにします。

生地とパイ皿との間に空気が入ってしまわないように、フォークで穴をあけて空気を抜きます。

ベーキング用の紙を敷いて、お米や豆などで重石をします。

好みで、淵を波型にして、飾り付けます。

摂氏220度に温めておいたオーブンで、最初に１５分程度焼きます。パイ生地の表面に火が通ったら、オーブンから取り出し、重石をとり除きます。その後、重石を取り除いてから、さらに、7分程度、軽く焦げ目がつくまで焼きます。

さつま芋のフィリングを作ります。中くらいの大きさのさつま芋を２個使います。さつま芋は皮をむいて、茹でやすい大きさに切ります。十分にさつま芋が浸るくらいの水を入れて、中火にかけます。騰したら、火を弱めて、さつま芋に火が通るまで茹でます。

茹で上がったら、笊にあけて、水気をきります。

さつま芋が熱いうちに、マッシャーや泡立て器を使って、ペースト状にします。

砂糖、メープルシロップ、卵を加えて、よく混ぜ合わせます。好みで、カルダモンの種を少量加えます。

生クリームを加えます。

トッピング用のキャラメルを作ります。バター、三温糖、メープルシロップを鍋に入れて、中火にかけます。

バターが溶けて、沸々としてきたら、火を止めます。

刻んだピーカンを入れて、混ぜ合わせます。

さつま芋のフィリングを、半焼き状態にしたパイ生地の上に入れて、表面を平にならします。

ピーカンをトッピングします。

摂氏180度に下げ、トッピングがキャラメル状になり、フィリングが固まるまで、25分程度焼きます。

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