
Brioche Bread ブリオッシュ
大きな焼き型を使って焼き上げた、ブリオッシュ (Brioche) です。一つは、ローフ型を使い、食パンのような箱型に仕上げて、もう一つは、大きなブリオッシュ型で仕上げています。
ブリオッシュは、小さな団子状の生地を上にのせた、テット (tête) と呼ばれるひょうたん型で形成されることが一般的ですが、必ずしもひょうたん型と決まっているわけではなく、実に様々な形のものがあります。サンドウィッチやトーストなどに使いやすいように、汎用的なローフ型を使って焼くこともよくあります。
ブリオッシュは、生地に卵とバターを多くいれて、カステラのような風味で焼き上げたフランスのパンです。卵を使ったパンなので、カスタードとの相性がよく、フレンチトーストや、ブレッドプディングを作るときに、好んでこのブリオッシュを使うという人が、アメリカでは多いです。砂糖を少し多めに入れた甘めの生地に焼くので、チョコレートを加えて菓子パン風にしたりすることもあります。その一方で、ハムやチーズと合わせて、セイボリーな味付けにすることもあり、様々なバリエーションが楽しめます。

ブリオッシュの生地は、卵やバターが多く入っているため、一般的なパン生地よりも軟らかめです。
ブリオッシュをホシノの天然酵母を使って作ります。天然酵母の生地起こしの仕方は、こちらを参照してください。生地起こしした天然酵母は、牛乳と合わせて、150mlになるように調整しておきます。牛乳は、摂氏40度程度に温めておくと、発酵がしやすくなります。

生地起こしをした天然酵母と、牛乳、卵、砂糖をボールに入れて、よく混ぜ合わせます。


ボールに強力粉と塩を加えて、混ぜ合わせます。


粉っぽさがなくなったら、溶かした無塩バターを加えて、さらに混ぜ合わせます。

バターと生地が混ざり合ったら、スタンドミキサーを使って、よくこねます。

グルテンが十分にでて、生地の表面がなめらかな感じになればOKです。

生地を丸く調えて、一次発酵させます。軽く表面に霧吹きで水をかけて、ボールにラップをして、室温で発酵させます。

約3倍くらいの大きさになればOKです。

発酵が終わったら、生地をまず2当分にして、一つをローフ型、もう一つをブリオッシュ型に入れます。
ローフ型用の生地は、さらに3等分にします。

それぞれ、ローフ型より少し長めの棒状に形成します。

3本の生地を平行に並べ、三つ編みをするように、両端の生地を交互に真ん中の生地に重ねていきます。

ローフ型にはバターを軽く塗って、ベーキングシートを敷いておき、形成した生地をローフ型に移します。ベーキング用の紙を型から一度はずして、生地をのせてから、型に戻すようにすると簡単です。


ブリオッシュ型にもバターを塗っておきます。生地を大きな円形と小さな円形に丸め、ひょうたん型にして、焼き型に入れます。このブリオッシュ型、その気になれば、かなり巨大なブリオッシュが焼けそうです。ブリオッシュ型がない場合、円形のケーキ型などで代用できます。


乾燥しないように霧吹きをかけてから、2倍くらいに膨らむまで、温かい室内で発酵させます。その後、生地に艶がでるように、卵と少量の水でのばした卵液を、刷毛で塗っておきます。


摂氏190度に温めたオーブンで、45分から50分程度焼けば、完成です。




Brioche Bread ブリオッシュ
加熱時間 :摂氏 190度のオーブンで 45分
難易度— :★★☆
•卵 —————————————- 4 個
•牛乳 ————————————– 60 ml
•砂糖 ————————————– 70 g
•強力粉 ———————————- 460 g
•無塩バター ————————— 100 g
•塩 —————————————- 小匙 1
艶出し用
•卵 —————————————- 1 個
•水 —————————————- 大匙 1
❷ボールに❶ の天然酵母と牛乳、卵、砂糖を入れて、混ぜあわせる。さらに、強力粉と塩をよく混ぜ合わせ、生地をまとめる。最後に溶かした無塩バターを加えて、よく混ぜる。
❸生地がなめらかな状態になり、ボールや手につかないようになるまで、力強くこねる。
❹生地を丸く整えたら、軽く霧吹で水をかけて、ボールにラップをする。温かい室内において、生地の容量が約二倍になるまで、発酵させる。
❺発酵した生地を二等分にして丸める。ローフ型に入れて焼く場合は、二等分した生地をさらに三等分する。
❻焼型にバター(分量外)を塗っておく。ローフ型には、さらに、ベーキングシートを敷いておく。
❼ローフ型で焼く場合は、三等分にした生地を、棒状に整形し、さらに3つ編みにする。形を整えて、ローフ型に入れる。表面に霧吹きで水をかけて、温かい室内において、発酵させる。ブリオッシュ型で焼く場合は、生地をひょうたんのように整形する。
❽乾燥させないように、表面に軽く切り吹きで水をかけ、暖かい室内において、2倍くらいになるまで、発酵させる。
❾艶だし用の卵と水をよく混ぜ合わせて、生地の表面に塗る。オーブンを摂氏190度に温める。
❿温めたオーブンで、45分程度、中まで火が通るまで焼く。焼きあがったら、焼き型から取り出し、ラックの上で冷ます。