Strawberry Cupcakes ストロベリーカップケーキ

生地とフロスティングに苺のジャムを加えて作った、苺のカップケーキです。苺を予めジャムにして煮込むことによって、かなり大量の苺を使います。苺の自然な甘さをいかした、優しい味のカップケーキです。

以前の投稿でも書いたのですが、マフィンとカップケーキは形が似ていて、混同されやすいです。マフィンはカップケーキに比べると砂糖の量が少なく、作り方も簡単なものが多いです。今回は苺をたっぷりと使うので、その意味では少し特殊ですが、生地の作り方そのものは、マフィンと同じで難しくありません。バターをクリーム状にするのではなく、溶かしバターをそのままを液体の材料を混ぜ合わせて、生地に加えます。

まずは、苺のジャムを作ります。ジャムと言っても、砂糖の量を大幅に控えているので、出来上がりはかなり酸味が残る感じです。

苺は280グラムほど入っているパッケージを、3つほど使いました。そのうち、飾り用に形のよい苺を20個ほど残して、残りを小さめの角切りにします。

角切りにした苺と砂糖を鍋に入れて、中火にかけます。

焦げ付かないようにかき混ぜながら、苺が煮崩れるまで、煮込んでいきます。

苺が軟らかくなったら、火を止めます。

目が細かい笊などでこして、苺の果肉部分とシロップをわけておきます。今回は、苺の果肉部分を主に使います。シロップは、ヨーグルトやアイスクリームにかけたり、レモネードやスムージに加えたり、もしくは紅茶などに入れることもできます。いろいろと重宝するので、冷蔵庫で保存しておくと便利です。

苺の果肉部分を300グラム、卵2個、溶かしバター、プレーンヨーグルトをボールに入れて混ぜ合わせます。

小麦粉、砂糖、塩、ベーキングパウダーを篩っておきます。

篩った粉類を、卵液に混ぜ合わせて、生地を一つにまとめます。最後に生地の硬さを調節しながら、苺のシロップを大匙2杯程度加えます。

ベーキング用のカップを敷いたマフィン型に、生地を満遍なく入れます。摂氏180度に温めておいたオーブンで、40分程度焼きます。生地につまようじを刺しても、生地がつかなくなればOKです。

焼き上がったマフィンは、マフィン型に入れて冷ましておきます。

フロスティングを作ります。アメリカのカップケーキやレイヤーケーキのフロスティングは、クリームチーズを使ったものが多いですが、今回はマスカルポーネと生クリームと使って、フロスティングを作ります。クリームチーズは塩分が多いので、塩分の入っていないフロスティングの方が、苺との相性が良いように思います。

マスカルポーネチーズと生クリーム、粉砂糖を泡立て器を使ってよく混ぜ合わせます。混ぜすぎると分離するので、注意します。さらに苺ジャムの果肉を大匙1杯程度加えて混ぜ合わせます。

最後に、硬さと色合いを見ながら、苺ジャムのシロップを大匙1杯程度、少しずつ加えていきます。

フロスティングを絞り袋に入れて、冷ましておいたカップケーキの上に、飾り付けます。最後に、残しておいた苺、ミントの葉などでトッピングします。

【材料 12 個分】

薄力粉 215 g 又は中力粉 200 g
砂糖 80 g
ベーキングパウダー小匙 1
塩少々
卵 2 個
無塩バター 110 g
プレーンヨーグルト大匙 3

苺のジャム

苺 850 g
砂糖 180 g

フロスティング

マスカルポーネチーズ 200 ｇ
生クリーム 200 ml
粉砂糖 30 g

【作り方】

苺のジャムを作る。苺は飾り用に形のよい苺を20個ほど残して、残りを小さめの角切りにする。角切りにした苺と砂糖を鍋に入れて、弱火にかける。焦げ付かないようにかき混ぜながら、苺が煮崩れるまで煮る。
2. の苺を目の細かい笊などで裏ごしして、果肉の部分と苺のシロップをわけておく。
小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を篩にかけておく。無塩バターは電子レンジにかけて、溶かしておく。
オーブンを摂氏180度に温める。
ボールに、卵と砂糖、溶かしたバター、プレーンヨーグルト、苺ジャムの果肉を300ｇ加えて、よく混ぜ合わせておく。さらに、篩った粉類を加えて、生地を一つにまとめる。最後に苺のシロップを、生地の硬さを調節しながら、大匙2杯程度加える。
ベーキング用の紙ケースを敷いたマフィン型に、5. の生地を満遍なく入れる。温めておいたオーブンで、生地に火が通るまで、40分程度焼く。
焼き上がった、カップケーキはラックの上で冷ましておく。
フロスティングを作る。生クリームとマスカルポーネチーズ、粉砂糖をボールに入れて、泡立て器で混ぜ合わせる。さらに、苺ジャムの果肉と苺のシロップを、それぞれ大匙1杯程度、硬さと色合いを調節しながら、徐々に加えていく。
8. のフロスティングを絞り袋に入れて、カップケーキに飾り付ける。好みで、飾り用に残しておいた苺、ミントの葉を飾る。