Blueberry Pie ブルーベリーパイ

フレッシュなブルーベリーを使った、ブルーベリーパイ (blueberry pie) です。アップルパイと同様に、アメリカ式のパイ生地を使って、表面にパイ生地を格子状に並べて、焼き上げます。フルーツをたっぷりと使った自家製のパイは、素材を生かした、手作りならでは美味しさで、とても豪華な気分を味わえます。甘さは控えめで、ブルーベリーの甘酸っぱさを活かすように焼き上げ、好みでアイスクリームなどを添えて頂きます。

今回は、フレッシュなブルーベリーを使っていますが、冷凍のブルーベリーでも同様に作れます。冷凍のフルーツは水っぽくなりやすいので、解凍せずに、水分が出ないうちに、素早く焼き上げるのがポイントです。

パイ生地は、フランス語でpâte brisée（パートブリーゼ）と呼ばれている練りこみ式パイで、キッシュの生地などにもよく使われます。小麦粉に、バターやラードなどの油脂を練りこんでから、冷水を加えて、生地を形成します。

最初に、小麦粉をボールに入れて、刻んだ油脂類を加えてから、マッシャーや泡立て器などで、油脂を小麦粉に練りこむようにして、混ぜ合わせます。今回は、この作業をフードプロセッサ―で行っています。

フードプロセッサ―に小麦粉を入れて、細かく刻んだ、無塩バターとラードを加えます。ラードだけ、もしくは無塩バターだけでも、美味しく仕上がります。

混ぜ合わせすぎると、油脂が溶けてきてしまうので注意します。

混ぜ合わせた小麦粉と油脂類を、ボールに入れて、氷で冷やした冷水を少しずつ加えます。

全体をさっくりと混ぜ合わせます。さらに少量の冷水を加えて、同じ作業を繰り返し、粉っぽさがなくなるまで、続けます。

生地を大きめのラップに包んで、まとめます。

2当分して、平たい円盤状に形成します。冷蔵庫に入れて、1時間程度冷やします。

ブルーベリーを用意します。ボールにブルーベリーを入れて、砂糖、コーンスターチを加えます。

全体をさっくりと混ぜます。

イ生地を整形します。最初に、パイ皿の底に敷くパイ生地を作ります。ラップにはさみながら、パイ皿より少し大きめの円形にのばします。

生地をパイ皿にかぶせます。パイ皿には、軽くバターやラードなどを塗っておくと、よりパイ生地がサクッと仕上がります。

ラップをとって、パイ皿から大きくはみ出している生地を打つ側に折り込むようにして、淵を調えます。パイ皿と生地の間に空気が入ってしまったら、フォークで穴をあけて、空気を抜いて、パイ皿になじませます。

形を整えて、ラップをかけて、冷蔵庫で冷やしておきます。

残りのパイ生地も円形に伸ばして、幅2センチ程度の、帯状に切ります。ピザ用のカッターなどを使うと作業が楽です。

パイ皿の上に、ブルーベリーを入れて、表面を平に整えます。

帯状にしたパイ生地をのせます。

格子状になるように、パイ生地を重ねます。

卵と水を器に入れて、よく混ぜ合わせて、艶出し用の卵液を作り、刷毛で表面に塗ります。

摂氏220度程度の、高温に温めたオーブンに入れて、20分程度焼きます。その後、オーブンの温度を摂氏180度に下げて、ブルーベリーに火が通り、パイ生地に軽く焦げ目がつくまで、焼きます。ブルーベリーがこぼれてくるので、パイは紙をひいた、鉄板の上にのせてから焼くと、オーブンが汚れません。

パイは、よく冷まして切り分けるようにします。

好みで、アイスクリームや、ホイップした生クリームなどを添えます。

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