Breakfast Sausage ブレックファストソーセージ
ブレックファストソーセージ (breakfast sausage) は、その名のとおり、朝食用のソーセージです。ソーセージは通常、豚や羊の腸からつくられるケーシングに、スパイスと塩で味をつけた挽肉をつめたものです。しかし、実際には、ケーシングをしていない、ソーセージの中身だけを使ったレシピが多くあり、ブレックファストソーセージも、ケーシングしていない、中身だけのソーセージ、ということが多いです。腸詰のソーセージのように、スティック状に形成する場合もありますが、家庭で作る場合、薄いパテのような形にして焼くことが一般的です。ケーシングがなくても、ソーセージの味は変わらないので、この作り方は、とても合理的だと思います。
ブレックファストソーセージは、パテのように形成しないで、挽肉にスパイスと塩で味をつけたものを、多めに作って保存しておくと、イタリアンソーセージの代用品として、色々な料理に使えるので、とても重宝します。アメリカ南部の代表的な朝食メニューである、ソーセージアンドグレービーでも、ブレックファストソーセージを使って作ることができます。
材料はとてもシンプルで、豚ひき肉、塩、好みのスパイスとハーブです。ソーセージでよく使われることが多い、代表的なスパイスとハーブは、だいたい以下のような感じです。これらのスパイスやハーブのうち、代替5種類程度をを組み合わせて使う場合が多いような思います。ソーセージのスパイスは、これが正解、というようなものないので、手元にあるものを上手く利用して、いろいろ工夫してみるといいと思います。
- 黒胡椒
- 白胡椒
- コリアンダーシード
- フェンネル
- パプリカ
- レッドペッパー
- カイエンヌペッパー
- オニオンパウダー
- ガーリックパウダー
- タイム
- オレガノ
- マジョラム
- ローズマリー
- セージ
- パセリ
どれを入れていいか分からないという人は、黒胡椒とガーリックパウダーに、タイムやオレガノなど、ドライ系のハーブを二種類ぐらいいれてみれば、十分だと思います。ニンニクが好きな人は、餃子のように、生のニンニクを摩り下ろしていれてみてもいいです。黒胡椒やコリアンダーシードなど、粒状のスパイスは、フードプロセッサーで攪拌してから加えます。コリアンダーシードとフェンネルは、豚肉に合うスパイスで、この二つを合わせて使うことが多いです。辛いものが好きな人は、レッドペッパーやカイエンヌペッパーを多めにいれます。タイムやオレガノなど、ドライハーブは、数種類混ぜ合わせて使うと、マイルドで食べやすくなります。オレガノのように、ドライの方が香りが強いハーブは、ドライのものを使いますが、タイムやパセリ、セージなどは、フレッシュなものを刻んだ加えてもいいです。
ソーセージに加える、塩の分量は、肉の総重量に対して、1パーセントぐらいが目安です。肉1キロに対して、10グラム、つまり小匙1杯程度です。ソーセージはもともと保存食なので、塩分は高めです。ミネラルが豊富な自然塩がお薦めです。
ひき肉と塩、スパイス、水をボールに入れて、手でよく混ぜ合わせます。
約30グラムから40グラム程度を手にとり、団子状に丸めてから、平たくして、パテのように形成します。
オリーブオイルを薄くひいたフライパンで、両面に軽く焦げ目がつき、中まで火が通るまで焼きます。
Breakfast Sausage ブレックファストソーセージ
調理時間 :ガスコンロの上で20-30分
難易度— :★★☆
•黒胡椒 ———————————- 小匙 ½
•ガーリックパウダー ———— 小匙 1
•オニオンパウダー —————- 小匙 1
•パプリカ —————————— 小匙 1 ½
•タイム(乾燥) ————————– 小匙 1
•オレガノ —————————— 小匙 1
•パセリ(乾燥) ————————– 小匙 2
•塩 —————————————- 小匙 ½
•冷水 ————————————– 大匙 1
•植物油 ———————————- 大匙 2
❷❶ を団子状に丸め、さらに平たい円形に伸ばしてパテを作る。
❸❷ のパテを、油をひいたフライパンで、両面が狐色になるまで焼く。