Cherry Frangipane Tart チェリーフランジパンタルト
フランジパンとは、粉状にしたナッツとカスタードベースのフィリングのことを言います。もともとフランスのお菓子ですが、私が好きなタルトのうちの一つです。ナッツは通常はアーモンドを使うことが多いですが、ナッツの種類を変えたりすることもでき、さらに非常に様々な種類のフルーツと相性がいいです。季節に合わせて、様々な種類のフルーツでフランジパンタルトを作ることができます。今回ご紹介するのは、チェリーを使ったフランジパンタルトで、かなりオーソドックスなものです。
フランジパンクリームは、市販されているアーモンドプードルを使うのが、一般的な作り方ですが、私はいつも、皮つきのアーモンドをフードプロセッサーで細かくして使用しています。ダークな色合いになるのが特徴で、皮ごと使うので、ナッツの風味がより強く残ります。
タルト生地は、フランス語でpâte sablée(パートサブレ)と呼ばれているものです。pâte brisée(パートブリーゼ)と呼ばれる、通常のパイクラストと似たような作り方をしますが、テキスチャーはかなり違います。バターの量が多いので、パイクラストよりもかなり軟らかい生地になるので、手早く仕上げるようにしましょう。
タルト生地をタルト型に敷き詰めたら、軽くフォークで穴をあけます。
その上にパラフィン紙などを敷いて、お米などで重石をします。
オーブンで15分程度焼いて、パラフィン紙が生地とつかなくなったら、オーブンから出して重石をとります。少し冷まして粗熱をとっておきます。
フランジパンクリームと、チェリー、もしあればスライスアーモンドをタルトに詰めます。
チェリーは種を取ってから使います。専用のストーナーがあると便利です。
焼き上がりです。
好みで、粉砂糖をふります。
【 材料 9-inch (23 cm) タルト型】タルト生地
- クッキー タルト ペストリー(半焼きにする) 1 枚
フィリング
- アメリカンチェリー 320 g
- アーモンドプードル 130 g
- 無塩バター 110 g
- 砂糖 60 g
- 卵 2 個
- 薄力粉 大匙 1
- キルシュワッサー 大匙 1
- スライス アーモンド 大匙 1
- チェリーは種をとっておく。
- オーブンを摂氏190度に温める。
- 無塩バターと砂糖をクリーム状にする。さらに卵、キルシュワッサーを加えてよく混ぜ合わせる。
- 3. にアーモンドプードルと小麦粉を加えてさらに混ぜる。
- 半焼きにしたタルト生地に4. のアーモンドクリームを流しいれる。さらに1. のチェリーを満遍なく並べる。最後にスライスアーモンドを周囲に飾る。
- 温めたオーブンで、アーモンドクリームが固まり、表面に軽く焦げ目がつくまで、40分程度焼く。
Cookie Tart Pastry クッキー タルト ペストリー
- 薄力粉 130 g 又は 中力粉 120 g
- 砂糖 大匙 2
- 無塩バター 80 g
- 卵 1 個
- 小麦粉、砂糖をボールに入れてよく混ぜ合わせる。
- 細かく刻んだ無塩バターを、泡立て器などを使って小麦粉に練りこんでいく。
- 生地全体がしっとりとまとまるように、溶いた卵少しずつ加えながら混ぜる。 生地が軟らかいようだったら、小麦粉を足す。生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
- オーブンを摂氏200度に温める。
- 3.の生地をタルト型よりやや大きな円形にのばし、タルト型に生地を敷き詰める。
- タルト生地が膨れないようにフォークで穴をあける。ベーキング用の紙をタルト生地の上にしき、お米などで重石をする。温めたオーブンで12-15分程度焼く。