Creamy Grits and Mushrooms グリッツアンドマッシュルーム
グリッツに茸をたっぷり加えたソースをかけた、グリッツアンドマッシュルーム (grits and mushrooms) です。グリッツはトウモロコシを挽いて粉にしたもので作るお粥のようなもので、南部の朝食では欠かせないものです。朝食で食べる時は、シンプルに塩をバターで食べたり、チーズグリッツのように、チーズを加えて頂くことが多いです。朝食以外にも、シュリンプアンドグリッツのように、イタリアのポレンタのように、濃厚な味付けのシチューやソースとともに頂くこともあります。
茸のソースで食べるこのマッシュルームアンドグリッツは、ベジタリアン向けのグリッツです。グリッツ自体は、お米のように、シンプルでくせのないものなので、様々な食材とあわせて、自由に合わせることができます。茸は、ブロスを使わなくても、簡単に濃厚なソースが作れます。朝ごはんにはもちろん、ランチやディナーで頂いても、満足感をあります。
好みで、半熟に焼いた目玉焼きを添えると、ゴージャスな朝ごはんです。
茸は、フレッシュなものと、乾燥したものを両方使います。干し椎茸などの乾燥茸は、少量を100ml程度のぬるま湯で戻しておきます。フレッシュな茸は、椎茸や舞茸など、種類は何でもいいです、食べやすいように、薄切りにしたり、手で裂いておきます。ニンニクは微塵切りにしておきます。
グリッツを調理します。
アメリカでも、グリッツという名で売られているものには、メーカーによって、様々な種類があります。短時間で調理することが可能な、インスタントグリッツもあるし、調理するのに30分以上かかる、石挽き(stone-ground) と呼ばれる粗びきタイプのものもあります。伝統的な南部のグリッツは、この石挽きタイプのもので、 じっくり時間をかけて調理して、 こしのある食べ応えを味わいます。 グリッツは、粒子の大きさによって、調理時間が様々なので、 グリッツの調理法は、パッケージにかかれているインストラクションに従う必要があります。
日本では、あまりグリッツは手に入らないので、白いポレンタで代用します。ポレンタもインスタントグリッツと同様に、かなり早く火が通ります。調理時間はメーカーによって様々ですが、調理の仕方は、ポレンタもグリッツもほとんど同じです。
まず水を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら少し火を弱めてグリッツを入れます。だまになりやすいので、よくかき混ぜます。グリッツが半透明になって、火が通ってきたら、牛乳を加え、さらによく混ぜます。最後に塩で味を調えて、バターを加えます。詳しくは、こちらの投稿を参考にして下さい。
茸を調理します。フライパンにオリーブオイルをひいて、中火にかけます。フレッシュな茸と戻した乾燥茸を水気をきって加えます。乾燥茸の戻し汁は、とっておきます。
しんなりとしたら、ニンニクを加えます。
茸の戻し汁に、コーンスターチを入れて、混ぜ合わせます。
茸の戻し汁を加えて、かき混ぜながら、とろみがでてくるまで、火を通します。最後に、塩と黒胡椒で味を調えます。
グリッツをもりつけます。
茸のソースをグリッツにかけます。好みで、微塵切りにしたハーブを散らします。
Creamy Grits and Mushrooms グリッツアンドマッシュルーム
難易度— :★☆☆
•水 —————————————- 235 ml
•牛乳 ————————————– 120 ml
•バター ———————————- 大匙 2
•塩 —————————————- 適宜
マッシュルームソース
•きのこ (椎茸、シメジ、マイタケなど) — 200 g
•乾燥きのこ (椎茸、ポルチーニなど) — 20 g
•オリーブオイル ——————- 大匙 2
•ニンニクの微塵切り ———— 大匙 1
•コーンスターチ ——————- 大匙 1
•塩 —————————————- 適宜
•黒胡椒 ———————————- 適宜
•フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、チャイブ、青ネギなど (微塵切り) 適宜
❷グリッツを作る。鍋に水を入れ中火にかける。沸騰したらグリッツを入れてよくかき混ぜながら、グリッツに火が通るまで煮る。
❸牛乳入れてよく混ぜる。塩で味を調え、最後にバターを加える。
❹フライパンにオリーブオイルをひいて、中火にかける。茸ともどした乾燥茸を加えて、しんなりとするまで炒める。しんなりしたら、微塵切りにしたニンニクを加える。
❺乾燥茸の戻し汁に、コーンスターチを入れて、よく混ぜ合わせる。フライパンに戻し汁を入れて、かき混ぜながら、とろみがでてくるまで、火を通す。塩と黒胡椒で、味を調える。
❻器にグリッツをもりつけて、マッシュルームグレービーを添える。好みで、刻んだハーブを散らす。