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New Orleans Beignets ホシノ天然酵母でベニエ
ベニエ (beignet) とはフランス語、小麦粉などで作った生地を油で揚げたもの全般を指しますが、アメリカでベニエと言えば、ドーナツです。とくにこのような四角い形をしたドーナッツが一般的で、ニューオリオンズのフレンチクオーターにある、有名なカフェ、カフェデュモンド (Café du Monde) が、チコリ入りのカフェオレとともに、このベニエを販売したことが由来です。 カフェデュモンドは、1862年に開業した、とても歴史的なカフェですが、1980年代にはチェーン店展開を開始し、かつては日本にもいくつか支店がありました。日本の カフェデュモンド には、カフェオレの他に、いくつかの日本独自のメニューがありましたが、本場のニューオリオンズのカフェデュモンドは、カフェオレとこのベニエだけで、驚異的な売り上げを生み出す、超有名店です。コーヒーも美味しいですが、このベニエは、はるばるニューオリオンズまで食べにきて、正解と思わせるほど、美味しいです。シンプルでもちもちの生地に、これでもかというほどのたっぷりと粉砂糖をかけて頂きますが、不思議なほど、粉砂糖の甘さがくどくなくて、食べやすいのが特徴です。
このベニエの作り方はとても簡単なので、全く同じ味とまでいきませんが、自宅でもベニエを作ることが出来ます。今回もいつものように、生地起こしをした、ホシノの天然酵母を使って、ベニエを作っています。
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ベニエの生地は、ブリオッシュの生地に似て、卵とバター、牛乳を加えて作ります。牛乳の代わりに、エバミルクを使うと、さらにリッチな仕上がりになります。最初に、エバミルク、卵、砂糖、生地起こしをした天然酵母を器に入れて、軽く混ぜ合わせます。生地起こしをした天然酵母と、エバミルクの量が、合わせて180mlになるように、ミルクの量を調整してください。
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強力粉と塩を軽く混ぜ合わせてから、カスタード液を加えて、生地を一つにまとめます。
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全体がまとまったら、溶かした無塩バターを加えて、さらに捏ねます。
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スタンドミキサーにセットして、生地の表面がなめらかになるまで、よく捏ねます。
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生地の表面を 丸く調えて、軽く霧吹きをしてラップをボールにかけて、温かい室温で一次発酵させます。生地が二倍程度に膨らんだら、一次発酵終了です。
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一次発酵が終わったら、一度空気を抜いて、生地を丸めなおします。発酵したての生地は成形がしにくいので、30分程度乾燥させないように注意しながら、そのまま生地をねかせます。生地が伸び縮みしないようになったら、厚さ1センチ程度の長方形に、麺棒をつかいながら、伸ばします。必要に応じで、打ち粉を使います。
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生地を食べやすい大きさの四角形にします。なんだか、お餅のようです。
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揚げ油を鍋に入れて、摂氏180度程度の中温に温めます。成形した生地を揚げ油に入れて、両面がきつね色になるまで、こんがりと揚げます。
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揚げあがったら、ラック上で油をきっておきます。
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食べる直前に、たっぷりと粉砂糖をかけて頂きます。
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New Orleans Beignets ホシノ天然酵母でベニエ
調理時間 :ガスコンロの上で30分
難易度— :★★☆
•卵 —————————————- 1 個
•エバミルク(無糖) —————- 80 ml
•砂糖 ————————————– 大匙 2
•強力粉 ———————————- 300 g
•無塩バター ————————— 大匙 3
•塩 —————————————- 小匙 ½
•植物油 (揚げ油) —————– 適宜
•粉砂糖 (仕上げ用) ————–
❷強力粉と塩をよく混ぜ合わせす。❶ の卵液を少しずつ加えて混ぜ合わせる。
❸生地が一つにまとまっとら、溶かした無塩バターを加えて、生地の表面がなめらかになるまで、さらによくこねる。
❹生地を丸く整えたら、軽く霧吹で水をかけて、ボールにラップをする。温かい室内において、生地の容量が約二倍になるまで、発酵させる。
❺発酵した生地をおしつぶして、空気を抜く。そのまま、乾燥させないように注意して、30分以上生地をねかせる。
❻生地を麺棒を使いながら、厚さ1センチ程度の長方形にのばす。さらに、食べやすい大きさに、切りそろえる。
❼揚げ油を摂氏180度に温める。❻ の生地を入れて、表面がきつね色になるまで、揚げる。
❽揚げあがったベニエは、ラックの上で、油をきっておく。
❾食べる直前に、粉砂糖をふりかける。