15 パイとタルトとキッシュ,  35 アメリカのお菓子とパン

Sour Cream Apple Pie サワークリームアップルパイ

林檎を入れた焼いたカスタードに、クランブルトッピングをして焼いた、アップルパイです。サワークリームを使って焼くことが多いので、一般的にサワークリームアップルパイと呼ばれますが、サワークリームの代わりに、ヨーグルトを使っても同様に作れます。林檎の甘酸っぱさとカスタードがよく合って、とても食べやすいアップルパイです。

最初にパイ生地を作ります。フランス語で、パートブリーゼ(pâte brisée)と呼ばれ、日本で所謂練りこみ式パイと言われる、アメリカの一般的なシングルパイクラストです。小麦粉に細かく切った無塩バターとラードを加えて、泡立て器などを使って、油脂を小麦粉に練りこんでいきます。バターやラードが溶けないように、よく冷やしておくことがポイントです。

全体がパサパサとした感じなれはOKです。

氷を入れて冷やした、冷水を一回に大匙一杯ずつくらい加えて加えながら、少しずつ混ぜていきます。粉っぽさがなくなってきたらOKです。

生地を業務用の大きめのラップで包み、丸くまとめます。

このまま、冷蔵庫で30分程度冷やします。

冷蔵庫で冷やした生地を、パイ皿より、一回り大きな円形にあわせるように、形成します。2枚のラップに挟むようにして、麺棒で円形に伸ばすようにすると楽です。

片方の面のラップをはがして、パイ皿に生地をかぶせるようにして、パイ皿になじませます。

周囲の余った生地を中に折り込むようにして、パイ皿の形に合わせて成型します。

好みで、淵を波型にして、飾り付けます。

フォークで穴をあけて、パイ生地をパイ皿の間の空気を抜くようにします。ラップをして、冷蔵庫で冷やしておきます。

林檎を用意します。林檎の種をとって、皮をむき、いちょう切りにします。中くらいの林檎を4個使いました。

フィリングのカスタード液を作ります。卵、ヨーグルト、砂糖、小麦粉、バニラエクストラクトを加えて、混ぜ合わせます。バニラエクストラクトは入れなくも構いません。

クランブルトッピングを作ります。三温糖、小麦粉、シナモンをボールに入れて混ぜます。

無塩バターを細かく切って、練りこんでいきます。

全体がパサパサとした感じになればOKです。クランブルトッピングには、好みで、刻んだ胡桃やピーカン、アーモンドなどのナッツを加えても美味しいです。

用意しておいたパイ皿に、林檎を入れて、表面を平にならします。

カスタード液を上から、注ぎます。

クランブルトッピングをのせます。

摂氏200度に温めたオーブンで、表面に軽く焦げ目がつき、カスタード液が固まるまで焼きます。中まで火が通ったかどうかは、爪楊枝を刺して確認します。途中で様子をみて、表面が焦げているのに、中が固まっていない場合は、アルミホイルで覆いをしてから、再度加熱します。

焼き上がった直後のパイは崩れやすいので、冷めてから、切り分けるようにします。

Sour Cream Apple Pie サワークリームアップルパイ
準備時間 : 45分
加熱時間 :摂氏 200度のオーブンで 35分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23cm) パイ皿 】
シングルパイクラスト ——- 1 枚
りんご (中) ————————– 4 個
砂糖 ————————————– 80 g
薄力粉 又は 中力粉 ———— 大匙 3
プレーンヨーグルト ———— 395 ml
—————————————- 2 個
バニラエクストラクト ——– 小匙 1

トッピング
薄力粉 又は 中力粉 ———— 45 g
砂糖 ————————————– 55 g
シナモン (粉) ———————- 小匙 1
無塩バター ————————— 大匙 3
【 作り方 】
オーブンを摂氏200度に温める。
林檎は皮をむいて、芯をとり、一口サイズに切っておく。
フィリングを作る。ボールにヨーグルト、卵、バニラエクストラクトをよく混ぜ合わせる。さらに砂糖、小麦粉を加えてよく混ぜ合わせる。
トッピングを作る。ボールに小麦粉と砂糖、シナモンを混ぜ合わせる。細かく切ったバターを加え、フォークなどを使って、バターの塊がなくなるように混ぜる。
用意しておいたパイ生地に林檎を万遍なく入れる。その上から のフィリングを注ぎ入れる。表面ができるだけ平らになるようにして、最後に のトッピングを表面にのせる。
温めたオーヴンでフィーリングが固まって、表面に軽く焦げ目がつくまで、45分~50分程度、加熱する。 途中で様子をみて、表面があまりにも焦げ付きそうだったら、アルミホイルをかぶせてから、中まで火が通るまで加熱する。
Single Pie Crust シングルパイ クラスト
準備時間 : 20分
調理時間 :摂氏 220度のオーブンで 12-15分
冷却時間 :60分
難易度★★☆
【 材料 9-inch (23cm) パイ皿 】
薄力粉 ———————————- 165 g
無塩バター ————————— 60 g
ショートニング 又は ラード 大匙 1 ½
冷水 ————————————– 適宜
【 作り方 】
小麦粉に細かく刻んだバター、ショートニングを加え、バターの塊がなくなるまで、フォークで押さえつけるようにして、混ぜ合わせる。
に氷で冷やした水(大匙 2-4杯) を、生地全体がしっとりとまとまるまで、少しずつ加えながら混ぜる。
生地をラップにつつんで一時間程度冷蔵庫で冷やす。
生地を二枚のラップにはさんで、パイ皿より少々大き目の円形にのばし、片方のラップをとって、油を敷いたパイ皿になじませる。パイ生地が膨らまないよう、パイ生地の底にフォークで穴をあける。縁はパイ皿の大きさに合わせて成型 飾りつける。
オーブンを摂氏220度に温める。
温めておいたオーブンで、パイにアルミホイルかベーキング用の紙を敷いて米などで重石をし、パイを15程度焼く。
オーブンの温度を摂氏180度に下げて、重石をとってさらに20-30分程度、パイに軽く焦げ目がつくまで焼く。途中で様子を見て、縁に焦げ目がついているようだったら、オーブンから出し、縁をホイルで覆う。
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