Spanish Tortilla スペイン風オムレツ
じゃが芋を加えて、フライパンで分厚く焼き上げる、スペイン風のオムレツです。オムレツなどの卵料理は、アメリカでも日本でも、朝食で食べるものというイメージが一般的です。一方、スペインでは、トルティーヤなどの卵料理は、タパスの定番メニューであり、メインディッシュとしても食べられれることも多いです。このジャガイモを使ったトルティーヤは、スペインで最もポピュラーなオムレツで、シンプルに塩味だけで食べるのが、本場の食べ方です。
作り方は慣れるまで少しコツがいるのですが、それだけに上手く焼けたときは感動します。少し小さめのこびりつきにくいフライパンを使うのがお薦めです。今回は直径24センチのフライパンを使い、卵を7個使っています。一回の7個も卵を使うというのは、かなり多いように感じるかもしれませんが、小さく切り分けて食べるものなので、意外とすぐになくなってしまいます。
まず、じゃが芋と玉ねぎを準備します。じゃが芋は、4個から6個程度、おおよそ600グラム程度使います。玉ねぎは入れなくてもかまいませんが、玉ねぎを入れた方が、甘みがあるので、食べやすいような気がします。玉ねぎは薄切りに、じゃが芋は皮をむいて、粗めの千切り、もしくは薄切りにして短冊切りにします。
フライパンにオリーブオイルを入れて、まず玉ねぎを炒めます。オムレツを焼くフライパンとは別の、少し大きめのフライパンや中華鍋などを使って炒めた方が作業がしやすいです。オリーブオイルの量はかなり控えめにしていますが、本場のスペインでは、かなり多めのオリーブオイルを使い、炒めるというよりも、揚げるという感覚に近いです。
玉ねぎがしんなりしたら、ジャガイモを入れて、さらに炒めます。ジャガイモに火が通ればOKです。
ボールに卵を割り入れます。
炒めた、玉ねぎとジャガイモを入れます。塩で味を調えて、軽くかき混ぜます。
オムレツを作るフライパンに、少しオリーブオイルを入れて、中火かけます。フライパンが温まったら、火を弱めて、卵液を流しいれます。
弱火にかけながら、卵の淵が固まってきたら、軽く卵液を移動させるようにしながら、火を通していきます。同時に、周囲の卵液を少し中央によせながら、形を整えます。
卵の淵と底の部分が固まってきたら、フライパンより少し大きめのお皿などをかぶせて、フライパンとお皿をしっかりおさえて、フライパンごとオムレツをひっくり返します。
お皿に、オムレツをのせてから、そのままオムレツをもとのフライパンに戻して、オムレツの裏面にも火を通します。
オムレツに火が通ったら出来上がりです。今後はオムレツをひっくり返さないで、そのままの方向でお皿に盛り付けます。
Spanish Tortilla スペイン風オムレツ
加熱時間 :ガスコンロの上で12-15分
難易度— :★★☆
•玉ねぎ (中) ————————– 1 個
•卵 —————————————- 7 個
•塩 —————————————- 小匙 1
•オリーブ オイル —————– 60 ml
❷フライパンを中火にかけ、オリーブオイルを入れて、玉ねぎを入れていためる。玉ねぎがしんなりとしたら、じゃが芋を加えて、さらに炒める。じゃが芋に火が通ったら、塩を小匙半分程度加えて、軽く味をつける。
❸卵をボールに割り入れて、混ぜあわせる。❷ の玉ねぎとじゃが芋を加えて、全体を軽く混ぜる。必要に応じて塩を加えて、味を調える。
❹フライパンに必要に応じて、オリーブオイルをひいて、中火にかける。油が温まったら弱火にして、❸ の卵液を流しいれる。
❺軽く卵液を軽くかき混ぜてから、弱火でじっくりと火を通す。鍋に面している部分が固まったら、フライパンより一回り大きなお皿をかぶせて、ひっくり返すようにして、皿にオムレツを移す。さらにそのままスライドするようにして、フライパンにオムレツを戻し、反対側をじっくりと焼く。