14 ケーキとチーズケーキ,  60 スペイン料理

Basque Burnt Cheesecake バスク風チーズケーキ

クラストを作らず、表面に焦げ目をつけることが特徴的な、バスク風チーズケーキです。バスク風チーズケーキの発祥は、名前のとおり、スペインのバスク地方です。サンセバスティアンにある、バーレストラン、ラビーニャ(La Viña)で、1990年ごろ、シャフのサンティアゴ リベラ (Santiago Rivera) が、考案したと言われています。考案当初は、これほど世界的に認知されるようになるとは、誰も想像していなかったようですが、2010年代後半から、アメリカでも日本でも、世界的に人気のあるチーズケーキとして定着しました。

バスク風のチーズケーキの特徴は、その見た目のインパクトと、作りやすさです。丁寧に焼き色をつけない、ニューヨーク式のチーズケーキと相反するもので、しっかりと焦げ目をつけて、周囲に意図的に割れ目をつくるような、ラフなスタイルが、バスク風チーズケーキの特徴です。しかもクラストを作らないので、作り方もとてもシンプルで簡単です。

とても簡単なチーズケーキなので、ポイントなどほぼないと、言って過言ではないですが、あえて言えば、焼きすぎないことです。バスク風チーズケーキは、表面に焦げ目がついて、キャラメル状になるのが美味しさのポイントですが、チーズケーキの中身は、軟らかくで口当たりがソフトであることが、持ち味です。中身がまだ軟らかい状態でオーブンから出して、冷蔵庫でしっかりと冷やしてからいただきます。

まずケーキ型にベーキングの紙を敷いて、焼き型を用意します。ケーキ型の形にあわせて、周囲に軽く折り目をつけていきます。少し、油をケーキ型に塗ると、紙が固定されて作業がしやすくなります。

クリームチーズと砂糖をよく泡立て器でまぜあわせます。クリームチーズは自家製のものでも使えます。自家製のクリームチーズを使う場合は、乳清を分離させた後のチーズと、少量の乳清をフードプロセッサーに入れて、なめらかになるまで、攪拌します。

チーズがクリーム状になったら、砂糖とプレーンヨーグルト、塩を加えて、さらに攪拌します。

市販のクリームチーズを使う場合は、砂糖と室温にもどしたクリームチーズを、ボールに入れて、泡立て器でクリーム状にします。クリーム状になったら、ヨーグルトを加えてさらに混ぜ合わせます。

クリームチーズに砂糖とヨーグルトを混ぜたら、卵を加えていきます。このチーズケーキの生地は、空気を含んでもかまわないので、どんどん勢いよく混ぜていきます。

最後に小麦粉とバニラエクストラクトと摩り下ろしたレモンの皮を加えます。バニラとレモンの皮は香りづけなので、いれなくてもかまいません。

用意した焼き型に、生地を流し入れます。

摂氏200度に温めた強火のオーブンで、表面に焦げ目がつくまで、60分程度焼きます。オーブンから出します。焼きあがった直後は、スフレのように大きく膨れ上がりますが、冷めたら中央がくぼみます。粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて、6時間程度よく冷やします。

よく冷えたら、型から出してお皿に移します。

チーズケーキを切るときは、包丁をコンロの火で温めてから切ると、切り口がきれいです。

Basque Burnt Cheesecake バスク風チーズケーキ
準備時間 : 30分
加熱時間 :摂氏 200度のオーブンで 60-65分
冷却時間 :6時間
難易度★★☆
【 材料 7-inch (18 cm) ケーキ型 】
クリームチーズ ——————- 225 g
砂糖 ————————————– 100 g
生クリーム ————————— 180 ml
プレーンヨーグルト ———— 60 ml
—————————————- 3 個
レモンの皮 (摩り下ろす) —- 小匙 1
薄力粉 又は 中力粉 ———— 大匙 2
バニラエクストラクト (好みで) 小匙 1
【 作り方 】
クリームチーズを室温にもどして軟らかくしておく。
ケーキ型にベーキング用の紙を敷いておく。
オーブンを摂氏200度に温める。
クリームチーズと砂糖をよく練り合わせてクリーム状にする。さらに、ヨーグルト、生クリーム、加えてよく混ぜる。
に卵を加えてよく混ぜ合わせる。最後にふるいにかけた小麦粉、バニラエクストラクト、摩り下ろしたレモンの皮を加える。
を用意しておいたケーキ型に入れる。温めておいたオーブンで焦げ目がつくまで、一時間程度しっかりと焼く。
粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて、よく冷やす。
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