Brazilian Lemonade ブラジリアンレモネード
練乳を入れて作る、クリーミーな爽やかさが特徴的な、ブラジル風のレモネードです。レモネード (lemonade) とアメリカでは呼ばれていますが、ブラジルではレモンは一般的ではないので、使われるのはライムです。正確には、ライムエード (limeades) と呼ぶべきかもしれませんが、慣習的に レモネード と呼ばれています。もともとブラジルでは、スイスレモネード (Swiss Lemonade) と呼ばれているそうです。スイスのブランド、ネッスル社のコンデンスミルクが、幅広く使われていることに由来があるようです。実際に、ライムやレモンのような酸味が強い柑橘系の果物を、厳密に区別することは、現実的でなないのかもしれません。一説には、lime の語源はポルトガル語のレモンを意味する limão だとされています。
コンデンスミルクを入れることの他に、このレモネード (ライムエード) の作る方の特徴は、果物の皮を最大限いかして作ることです。従って、出来れば、皮まで安心して食べれるものを使った方がいいと思います。残念ながら、国産のライムを入手することはなかなか難しいので、ライムの代わりにカボスやシークワーサーを利用してみるのもお薦めです。
皮の農薬が気になる場合は、重曹を少量溶かした熱湯で、一度皮ごと丁寧に洗うといいそうです。実際に落ちているのかどうかはわかりませんが、熱湯で洗っても、果物の風味が落ちることはないので、やってみる価値はあります。
ライムは少量を飾り用にスライスしておきます。
残りは、ミキサーにかけるので、一口大程度に切っておきます。
ミキサーに、刻んだライム、砂糖、かぶるくらいの水を入れます。完全に粉砕するのではなく、ほんの数秒間だけミキサーにかけて、ライムの香りをたたせるようにします。ミキサーにかけすぎると、皮の苦みが強くなってしまうので、注意してください。
果実を笊でこして、ライムの香りが移った水分だけを利用します。
練乳を加えて、混ぜ合わせます。飾り用のライムも加えます。
氷と水を加えて、好みの濃さに調節します。
Brazilian Lemonade ブラジリアンレモネード
加熱時間 :ガスコンロの上で10-15分
難易度— :★☆☆
•砂糖 ————————————– 50 g
•コンデンスミルク (加糖) —– 80 ml
•水 —————————————- 適宜
•氷 —————————————- 適宜
❷角切りにしたライムと砂糖、ライムがかぶるくらいの水をミキサーに入れて、数秒間だけ攪拌する。笊でこして、ライムを取り除く。
❸❷ のライムジュースとコンデンスミルクをグラスに入れてかき混ぜる。飾り用のライムと、氷と水を入れて、好みの濃さに調節する。