Minestrone ミネストローネ
野菜をたっぷりと使ったイタリアのスープ、ミネストローネ (Minestrone) です。イタリアのミネストローネは、ベーコンなどの動物性の食材は使わず、様々な野菜を中心にして、隠し味としてパルメジャーノを加えて、味を調えます。アメリカのレシピは、トマト缶やトマトペーストを使った、トマトが多めの濃いスープも多いですが、一つ一つの野菜の風味を壊さない程度に、トマトを加える方が、ミネストローネらしいと思います。小さめのショートパスタや、お米を入れたり、ファッロなど小麦を入れることによって、単なる脇役ではなくて、メインディッシュのような存在感のあるスープに仕上がります。レシピ通りに毎回決まった材料で作るというよりかは、どちらかというと、冷蔵庫やパントリーにあるものを臨機応変に使う、とてもカジュアルで家庭的なスープです。

野菜は、玉ねぎ、人参、セロリを中心に、ピーマンやパプリカ、茄子、ズッキーニなどを使い、それぞれ、小さめの角切りにします。ニンニクは、微塵切りにします。

オリーブオイルと、ニンニク、野菜を加えて炒めます。

しんなりとしてきたら、ニンニクを加えて、さらに炒めます。

ベジタブルブロスか水を加えます。ブロスを使わなくても、水だけで煮込んでも、野菜のうま味だけで十分美味しいです。

トマトピューレ、ローリエ、オレガノ、タイム、塩、黒胡椒、パルメジャーノチーズを加えて、蓋をして20分程度煮ます。

じゃが芋を角切りにして入れます。じゃが芋の代わりに、かぼちゃを加えても美味しいです。

ショートパスタを加えます。

パスタに火が通ってきたら、水気を切った豆に缶詰を加えます。白いんげん豆かキドニービーンが使いやすいです。その他、冷凍のグリーンピースやブロッコリー、ほうれん草などの葉物野菜などを、最後に加えてもいいです。

最後に、塩と黒胡椒で味を調えます。イタリアンパセリやバジルなどのハーブの葉を微塵切りにして散らします。


Minestrone ミネストローネ
加熱時間 :ガスコンロの上で45分
難易度— :★★☆
•セロリ (中) ————————– 1 本
•人参 (中) ————————— 2 本
•パプリカ (中) ———————- 1 個
—- 又は ピーマン ——————- 3 個
•オリーブオイル ——————- 大匙 3
•ベジタブルブロス☆ 又は 水 — 950 ml
•トマトピューレ ——————- 60 ml
•じゃが芋 (中) ———————- 2 個
•レッドキドニー 又は 白いんげん豆 (缶詰) 400 g
•ショートパスタ ——————- 60 g
•タイム(乾燥) ———————— 小匙 1
•オレガノ —————————— 小匙 1
•ローリエ —————————— 1 枚
•パルメジャーノチーズ ——– 15 g
•塩 —————————————- 小匙 ½
•黒胡椒 ———————————- 小匙 ¼
•イタリアンパセリ 又は バジル (微塵切り) 適宜
❷鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけて、玉ねぎ、人参、セロリ、パプリカを炒める。しんなりとしてきたら、ニンニクを加えて、さらに炒める。
❸ベジタブルブロス(または水)を加える。タイム、オレガノ、ローリエ、塩、黒胡椒、トマトピューレ、パルメジャーノチーズを加えて、蓋をして20分程度弱火で煮る。
❹皮をむいて角切りにしたじゃが芋を加える。さらにショートパスタを加えて、軟らかくなるまで煮る。
❺豆に缶詰を水気をきってから加えて、温める。
❻塩と黒胡椒で味を整える。微塵切りにした、ハーブの葉を散らす。
☆ Vegetable Broth ベジタブルブロス
調理時間 :ガスコンロの上で1-2時間
冷却時間 :2時間
難易度— :★★☆
•人参 (中) ————————— 2 本
•葉付セロリ ————————— 2 本
•長ネギ ———————————- 1 本
•きのこ (椎茸、シメジ、マイタケなど) — 115 g
•イタリアンパセリ —————- 2 枝
•ローリエ —————————— 2 枚
•ニンニク —————————— 3 片
•タイムの葉 ————————— 2 枝
•黒胡椒 ———————————- 小匙 ⅔
•干しシイタケ ———————— 7 g
•トマトペースト ——————- 大匙 1
❷玉ねぎ、にんじん、セロリの茎、青ネギ、椎茸は、5ミリ程度の薄切りにしておく。ニンニクはスライスしておく。パセリ、セロリの 葉の部分は適当な大きさにちぎっておく。
❸全ての野菜とハーブを鍋にいれる。干しシイタケは、戻し汁とともに加える。材料が十分にかぶるくらいの水を入れる。蓋をしばらく強火にかける。沸騰したら火を弱め、あくを取りながら、弱火で1~2時間程度煮る。
❹ざるにあけてスープをこす。




