Pork Carnitas ポークカルニタス
カルニタス (carnitas) は、little meat と言う意味で、ブロック肉を長時間かけて軟らかくなるまで調理して、細かく裂いた料理です。ポークカルニタスは、プルドポーク (pulled pork) のメキシコ版です。アメリカのプルドポークが、甘めのBBQソースに絡めて仕上げるのに対して、カルニタスは、豚肉を細かく裂いた後に、オーブンに入れて、表面に軽く焦げ目をつけます。好みでサルサなどを添えることはありますが、BBQソースのような濃厚なソースは使わないので、どちらかというと、焼いた肉そのものを楽しみます。カルニタスは、味付けは少し濃いめにして、豚肉がパサパサとしやすいので、少し脂身の多いものを使うのがお薦めです。
豚肉は、適度に脂がのった、肩ロースを使います。スパイスは、クミンとオレガノだけで、とてもシンプルです。肉にまぶしやすいように、粒状のスパイスを使う場合は、ミルでひいておきます。塩とクミンとオレガノを器に入れて、軽く混ぜ合わせた後、満遍なく肉の表面にまぶします。
側面にもスパイスと塩をまぶします。
ともに煮込む野菜は、玉ねぎとニンニク、そして今回は省略してしまいましたが、青唐辛子を使います。玉ねぎは薄切りに、ニンニクは微塵切りにします。青唐辛子は、種をとって、薄切りにします。
今回は、ホーローの鍋を使って、オーブンで調理していますが、スロークッカーなど、長時間弱火で調理できる器具を使ったり、圧力鍋を利用して作ることもできます。鍋に脂が多い麺を下にして、豚肉を入れます。さらに、玉ねぎ、ニンニク、青唐辛子、ビール、オレンジ一個分の果汁を入れます。
蓋をして、摂氏180度に温めたオーブンに鍋を入れて、肉が軟らかくなるまで、オーブンの中で煮ます。途中で様子をみて、水分が蒸発してしまわないように、蒸発した分、水を少量足します。
約2時間程度煮て、肉が簡単にほどけるくらいに軟らかくなったら、OKです。
薄い耐熱容器に肉を入れて、温かいうちに、肉をフォークなどで裂きます。
鍋に残った煮汁を半量程度加えます。煮汁が半分程度浸るくらいが目安です。
オーブンの温度を摂氏200度に上げて、20分程度、表面に軽く焦げ目がつくまで焼きます。
トッピングを用意します。玉ねぎのみじん切り、香菜の微塵切り、ライムのくし切りを添えます。サルサやワカモレ、レフライドビーンズなどを添えてもいいです。
トルティーヤはフライパンで軽く温めます。
玉ねぎと香菜をちらして、ライムを添えます。トルティーヤに包んで頂きます。
Pork Carnitas ポークカルニタス
加熱時間 :ガスコンロの上で2-3時間 + 摂氏 200度のオーブンで 20-30分
難易度— :★★☆
•塩 —————————————- 小匙 1
•クミン (粉) ————————– 大匙 1
•オレガノ —————————— 大匙 1
•ハラペーノ (青唐辛子) ——– 1 本
•玉ねぎ (中) ————————– 1 個
•ニンニク —————————— 2 片
•オレンジ —————————— 1個
•ビール ———————————- 350 ml
•香菜の微塵切り ——————- 適宜
•玉ねぎ (微塵切り) ———— 大匙 1
•ライムのくし切り —————- 適宜
•フラワートルティーヤ 又は コーントルティーヤ 8 枚
❷オーブンを摂氏180度に温めておく。
❸玉ねぎは薄切り、ニンニクは細かい微塵切りにしておく。青唐辛子は種をとって、微塵切りにする。オレンジは果汁を絞っておく。
❹鍋に❶ の豚肉、玉ねぎ、ニンニク、青唐辛子を入れて、ビールとオレンジの果汁を注ぐ。
❺❹ に蓋をして、温めておいたオーブンに入れて、豚肉が軟らかくなるまで、2時間程度焼く。途中で様子をみて、水分が蒸発してしわないように、水分を足す。
❻豚肉が軟らかくなったら、フォークで細かく肉をほぐす。耐熱容器に、豚肉を入れて、煮汁を半量程度加える。
❼オーブンを温度を摂氏200度に上げる。❻ をオーブンに入れて、表面に軽く焦げ目がつくまで、20分程度焼く。
❽微塵切りにした玉ねぎ、香菜、ライムを添えて、トルティーヤに包む。