アメリカ南部風ビスケット
11 Biscuits and Scones,  30 アメリカ南部料理

Southern Biscuits アメリカ南部風ビスケット

コーンブレッドと並んで、アメリカ南部のベーキングの中で、最も南部らしいものがビスケットです。KFCのサイドメニューとして提供されているので、食べたことあるという人も多いと思います。KFCのビスケットはドーナツのように穴が開いていますが、家庭でつくるアメリカのビスケットは、穴は開いていません。穴をあけているのは、飲食店ならでの工夫だと思います。

見た目はスコーンと似ていますが、ビスケットのレシピはスコーンとはかなり違います。卵が入っていないので、生地を出来るだけ軟らかく、ふんわりとした食感にするのが、ビスケットです。バターを使うことが多いですが、アメリカではショートニングやラードだけで作ることもあります。

アメリカ南部風ビスケット

小麦粉は中力粉でも、薄力粉でも作ることができます。一般的に、アメリカでよく使われる小麦粉は、オールパーパスフラワー (all-purpose flour) と呼ばれる、パンにもお菓子にも、料理にも使えるという、中力粉が主流です。しかし、小麦粉は、寒い気候の地域でとれるものほど、グルテン量が多くなるので、アメリカ南部では、グルテンの量の少ない、薄力粉に近い小麦粉しか栽培できませんでした。それゆえに、グルテンの少ない小麦粉を使って、イースト菌を使わない、独自のベーキングの仕方が発達したと言われています。今日でも、アメリカ南部式のベーキングで、好んで使われるのは ホワイトリリー (White Lily)というブランドのもので、グルテン含有量の低く、薄力粉のような小麦粉です。従って、ビスケットやパイ生地などで、南部風の仕上がりを再現したいときは、薄力粉を使うことをお勧めします。

作り方は、パイ生地とかなり似ていますが、パイ生地よりも水分の量が多く、油脂の量が少ないです。まず、小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩をボールに入れて、軽く混ぜ合わせます。その後、小さく切ったバターとラードを粉類に練りこんでいきます。

アメリカ南部風ビスケット

バターの塊がなくなって、全体がパサパサとした感じになったら、牛乳とヨーグルトを混ぜ合わせます。アメリカではバターミルクを使いますが、ヨーグルトと牛乳でも同じように作ることが出来ます。ギリシアヨーグルトを使うと、やや生地の食感が硬くなるので、軟らかめの普通のヨーグルトがお薦めです。ヨーグルトの塊がのこらないように、予め、ヨーグルトと牛乳をよくまぜあわせておいてから、生地に加えます。

アメリカ南部風ビスケット
アメリカ南部風ビスケット

あまり練りすぎないように注意して、全体をまとめます。

アメリカ南部風ビスケット

生地が軟らかいので、打ち粉をつかいながら、ビスケットを形成します。生地を1.5センチぐらいの厚さにのばしたら、ビスケット型やコップなどを利用して、丸くくりぬきます。

アメリカ南部風ビスケット

摂氏200度に温めたオーブンで、15分程度焼いたら、出来上がりです。

アメリカ南部風ビスケット

【 材料 8-10 枚分
  • 薄力粉 260 g
  • ベーキングパウダー 小匙 3
  • 重曹 小匙 ½
  • 塩 小匙 ¼
  • バター 40 g
  • ショートニング又は ラード 大匙 2
  • プレーンヨーグルト 60 ml
  • 牛乳 120 ml
【 作り方 】
  1. 小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、をよくまぜあわせる.
  2. 1.の粉類と細かく刻んだバター、ショートニングを生地がしっとりした感じになるまでよく混ぜ合わせる。
  3. オーブンを摂氏200度に温める。
  4. 牛乳とヨーグルトとよく混ぜ合わせてから、2.の生地に加え、軽く混ぜ合わせてひとつにまとめる。
  5. 打ち粉をつかいながら、4. の生地を1.5センチ程度の厚さにのばした後、粉をつけたビスケット型でくりぬくか、好みの大きさに切る。
  6. 5.をベーキング用の紙を敷いた鉄板に並べ、軽く焦げ目が付くまで、12分~15分焼く。
ブログランキングに参加しています。
沢山の応援ありがとうございます(^^)/

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です