Strawberry Shortcakes ストロベリーショートケーキ

苺とホイップクリームを、ビスケット生地で挟んで作る、アメリカ式のストロベリーショートケーキです。日本のショートケーキの元になったと思われるアメリカのケーキですが、アメリカのショートケーキは、さくっとした、ビスケット生地で作ります。そもそもショートケーキのショート (short) という言葉、クリスピーでさくさくとした食感を形容する言葉であり、ショートニング (shortening) と同じ語源です。日本のショートケーキは、ポルトガルから伝わったカステラ作りの技法に、アメリカのショートケーキの苺と生クリームというトッピングをまねて、独自に生まれた新たなお菓子です。アメリカ式ののショートケーキは、日本のお菓子のような繊細な美しさはありません。しかし、家庭的で素朴な味わいがあり、特別な技術がなくても簡単に出来るし、苺の美味しさをたっぷりと味わえるのがメリットです。

苺は、そのまま飾るのではなくて、砂糖をまぶしてから、冷蔵庫でしばらくねかせます。砂糖の量は、好みによりますが、おおよそ、苺の分量の1割程度が目安です。苺は洗って蔕をとり、食べやすい大きさに切ります。

砂糖と混ぜ合わせて、ラップをして、冷蔵庫で一時間程度冷やします。

ビスケットを焼きます。ビスケット生地をそのまま、ショートケーキにすることもできますが、今回は卵を入れて、スコーンのように、少し硬めに焼いています。

最初に、小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、砂糖をボールに入れて、軽くかき混ぜます。重曹や砂糖の塊などを潰すようにします。

細かく切った、無塩バターを入れて、粉に練りこむようにして、混ぜ合わせます。泡立て器やマッシャーなどを利用します。

全体がパサパサとした感じになればOKです。

別のボールで、液体の材料を混ぜ合わせます。卵、牛乳、ヨーグルトを入れて、軽く混ぜ合わせます。

粉類を入れてボールに、混ぜ合わせたカスタード液を加えて、生地を一つにまとめます。

打ち粉を使って、生地を一つにまとめてから、厚さ2センチ程度に伸ばします。

円形の型抜きを使って、生地をくりぬきます。直径5センチから7センチ程度のビスケット用の型抜きか、もしくは空き缶やグラスなどを使ってもいいです。必要に打ち粉を使いながら、生地をくりぬきます。

ベーキング用のシートを敷いた鉄板に間をあけて並べます。

摂氏200度に温めたオーブンで、きつね色になるまで、20分から25分程度焼きます。

焼き上がったら、ラックの上で冷まします。

生クリームに粉砂糖を入れて、角が立つまで泡立てます。

ビスケットを半分に切ります、下半分のビスケットに生クリームをのせて、砂糖漬けにした苺をのせます。さらに上半分のビスケットをのせてから、同じように、生クリームと苺をのせれば、完成です。

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