Sweet Potato Biscuits スイートポテトビスケット

さつま芋をペースト状にして、生地に練りこんで作る、アメリカ南部風のスイートポテトビスケット (sweet potato biscuits) です。アメリカ南部のスイートポテトは鮮やかなオレンジ色をしており、ヤムとも呼ばれて親しまれています。スイートポテトを使い、ピーカンやマシュマロなどをトッピングした、スイートポテトキャセロールは、アメリカの感謝祭の食卓では欠かせない一品です。このスイートポテトビスケットは、スイートポテトのペーストをリメイクするのにも、最適です。ビスケットは、生地がしっとりとして、外側をさっくりしており、ほのかにさつま芋の風味を感じられます。食事に添えても違和感のないように、甘みを控えたレシピにしていますが、好みで、お砂糖やメープルシロップの量を増やしてもいいでしょう。

作り方は、基本的なビスケットとほとんど同じです。小麦粉などの粉類に、バターなどの油脂を練りこみます。ヨーグルトと牛乳などの液状の材料を別の容器に入れて、良くかき混ぜてから、油脂を練りこんだ粉類に混ぜ合わせて、生地を作ります。スイートポテト入りのビスケットは、ヨーグルトと牛乳を混ぜ合わせる時に、茹でてマッシュした、ペースト状のさつま芋を液状の材料に合わせるようにします。

さつま芋は、アメリカのオレンジのさつま芋に似ている、オレンジ色をしたハロウィーンスイートを使っていますが、黄色い普通のさつま芋でも、同じように作れるでしょう。さつま芋は灰汁が強いときがあるので、その場合は、何度や水を取り替えながら、水でさらしてよくさらして下さい。写真では、他の料理にもつかうため、多めのさつま芋を使っていますが、実際に必要なのは、300グラム程度のさつま芋が一個で十分です。

水とさつま芋を鍋に入れて、中火にかけます。沸騰したら、火を弱めて10分くらい茹でて、さつま芋に火を通します。

茹で上がったら、水気をきって、ボールに入れます。

熱いうちに、マッシャーや泡立て器などを使って、さつま芋を潰します。

粉類を混ぜ合わせます。小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、三温糖、シナモンを合わせます。

細かく切ったバターとラードを加えます。ラードを使うと、生地やよりさっくりとして、甘みが増します。ラードの代わりにショートニングを使ってもいいです。

バターの塊がなくなって、パサパサとした感じなればOKです。

別に器に、牛乳、プレーンヨーグルト、ペースト状にしたさつま芋を150グラム加えます。

さらに、メープルシロップを入れて、全体を混ぜ合わせます。

液体の材料を、粉類にあわせます。

全体をさっくりとまぜあわせます。あまり練りすぎないように注意します。水分が足りない場合は、牛乳を加え、逆に生地が軟らかすぎるようだったら、小麦粉を少量加えて、調整します。

生地をラップに包んで、厚さ2センチ程度に伸ばして、平たく成形します。

軽く小麦粉をつけた、型抜きを使って、くり抜きます。専用のビスケットカッターがない場合は、コップや空き缶などを使うといいです。もしくは、包丁で四角く切りそろえてもOKです。

鉄板にベーキング用のシートを敷いて、ビスケットを均等に並べます。

摂氏200度に温めたオーブンで、軽く焦げ目がつくまで、15分から20分程度焼きます。

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