Baba Ghanoush ババガノーシュ
ババガノーシュ (Baba Ghanoush) はローストした茄子の皮をむいて、ペースト状にして、タヒニとニンニクなどで味をつけた、中東地方のディップです。フムスと同様に、ピタパンや、フランスパン、野菜スティックなどにつけて、頂きます。フムスと同じような味付けなので、フムスが好きな人だったら、おそらくババガノーシュも好みだと思います。フムスがひよこ豆を使うのに対して、ババガノーシュは、茄子を使うので、より馴染みのある味かもしれません。どちらかというと、ひよこ豆の方が淡泊な味わいなので、ニンニクやタヒニの風味がダイレクトに感じられますが、ババガノーシュは、茄子の風味も生きているので、より複雑な味わいです。ひよこ豆は、フードプロセッサーがないと、ペースト状に出来ませんが、ローストした茄子はとても軟らかいので、手でマッシュすれば、作ることができます。特別な道具がなくても作りやすいのも、ババガノーシュの魅力です。
ババガノーシュ (Baba Ghanoush) という名前の由来は、アラビア語で、Baba というのは、father、Ghanoush というのは、人の名前だそうです。ガノーシュ父さんというような意味ですが、なぜ、この名前が、茄子と関係あるのかは、定かではないそうです。
茄子は、魚焼き用のグリルや、オーブンなどで焼くことも可能ですが、コンロの上で直に焼くのが、一番手軽な方法だと思います。火傷をしないように気を付けながら、途中で茄子の上下を返しながら、全体に火が通るようにします。表面に焦げ目がついて、茄子の中身が軟らかくなればOKです。
焼き上がった茄子は、器に入れて、アルミホイルをかぶせておきます。中で蒸気を閉じ込めることによって、皮が軟らかくなり、後でむきやすくなります。
茄子が、手で触れるくらいに冷めたら、皮を丁寧にむいて、蔕をとります。
茄子は、中くらいの大きさのものを6本から7本程度使います。他の材料はフムスに似ています。ニンニクは、フードプロセッサーにかけやすいように、薄切りにします。松の実は、フライパンで乾煎りしておきます。ハーブは、葉の部分を微塵切りにします。
フードプロセッサーに、茄子とニンニク、タヒニとレモンの果汁を入れます。
滑らかなペースト状になるまで、粉砕します。塩、クミンで味を調えます。
底の浅い、器にもりつけます。
オリーブオイルを注ぎ、松の実、ハーブ、パプリカ、レモンのくし切りなどを添えます。
Baba Ghanoush ババガノーシュ
加熱時間 :ガスコンロの上で20-30分
難易度— :★★☆
•オリーブオイル ——————- 60 ml
•タヒニペースト ——————- 大匙 2
•ニンニクの微塵切り ———— 小匙 1
•レモン ———————————- ½ 個
•塩 —————————————- 小匙 ½
•クミン (粉) ————————– 小匙 ½
•パプリカ —————————— 小匙
•イタリアンパセリ 又は香菜 — 適宜
•松の実 ———————————- 大匙 2
❷茄子が冷めたら、皮をむいて蔕をとる。
❸ニンニクは、薄切りにする。ハーブは葉の部分を微塵切りにする。松の実は、フライパンで乾煎りする。
❹❷ の茄子、❸ のニンニク、タヒニとレモンのしぼり汁を大匙2杯程度をフードプロセッサーに入れる。茄子がペースト状になるまで粉砕する。
❺塩、レモン汁、クミンを加えて、味を調える。器にもって、オリーブオイル、パプリカ、ハーブのみじん切り、松の実を好みで添える。