Ratatouille ラタトゥイユ
トマトやズッキーニなどの、夏野菜を煮込んで作るラタトゥイユ (Ratatouille) です。南フランスのニースの郷土料理で、ニース風ラタトゥイユ (ratatouille niçoise) と呼ばれることもあります。ラタトゥイユは、 ティアンドレギュム と同じような食材を使うので、とても似ています。ティアンドレギュムは、ティアン (tian) という、底の浅い耐熱容器を使って、野菜を薄切りにして、オーブンなどでローストして火を通します。一方ラタトゥイユは、必ずしもオーブンでローストするわけではなく、コンロの上で、鍋を使って火を通すこともあります。ラタトゥイユ (ratatouille) の語源は、フランス語の touiller 、かき混ぜる、という意味にあるように、野菜をシチューのように煮込んで、混ぜ合わせたものです。しかし、最近では、ティアンのように、見た目を重視して、野菜の形を残したレシピも多いです。
このレシピは、ティアンのように、野菜を薄切りにして、耐熱容器に並べ、トマトピューレで煮込んで作ります。野菜を用意したら、オーブンで焼くだけなので、とても簡単に作ることができます。ある程度、野菜の形を残すことによって、それぞれの素材の味わいをより生かした仕上がりできるのも、魅力的です。
使うのは、トマト、ズッキーニ、パプリカ、茄子です。それぞれ、同じような厚さの輪切りにします。トマトやパプリカが大きい場合は、半分や四分の一に切ってから、薄切りにします。
耐熱容器で、トマトソースの材料を入れます。トマトピューレ、微塵切りにしたニンニク、薄切りにした玉ねぎ、バジル、オレガノ、パセリ、オリーブオイル、塩、黒胡椒を入れて、混ぜ合わせます。玉ねぎは赤玉ねぎを使っていますが、普通の玉ねぎでも構いません。ハーブはドライのものを使っています。
トマトソースの上に、輪切りにした野菜を重ねながら、並べます、彩を考えながら、重ねていきます。
野菜の上にも、オリーブオイル、塩、黒胡椒、ハーブをふりかけます。摂氏180度に温めたオーブンで、45分から50分程度焼きます。野菜が軟らかくなれば、OKです。
好みで、バジルやイタリアンパセリなどのハーブを添えます。
Ratatouille ラタトゥイユ
加熱時間 :摂氏 180度のオーブンで 45-50分
難易度— :★★☆
•玉ねぎ (小) ————————– ¼ 個
•ズッキーニ ————————— 1 本
•茄子 ————————————– 2 個
•パプリカ 又は ピーマン ——- 1 ½ 個
•ニンニクの微塵切り ———— 大匙 1
•オリーブオイル ——————- 60 ml
•トマトピューレ ——————- 80 ml
•塩 —————————————- 小匙 ½
•黒胡椒 ———————————- 小匙 ½
•オレガノ —————————— 小匙 1
•タイム(乾燥) ———————— 小匙 1
•パセリ(乾燥) ———————— 小匙 1
•イタリアンパセリ 又はバジル — 適宜
❷オーブンを摂氏180度に温める。
❸ベーキングディッシュにオリーブオイルの半量、トマトピューレ、ニンニクの微塵切り、玉ねぎの薄切り、塩、黒胡椒、オレガノ、タイム、パセリを入れて、全体を混ぜ合わせる。
❹輪切りにした、茄子、ズッキーニ、トマト、パプリカを重ねながら、❸ の表面に並べていく。最後に塩、黒胡椒、オレガノ、タイム、パセリ散らして、オリーブオイルをかける。
❺温めておいたオーブンで、野菜に火が通るまで、40分から50分程度焼く。
❻好みで、バジルやイタリアンパセリの葉を散らす。